いろんなおぼえがき

人に読んでもらうっていう努力が基本的にないです

誰ガ為のアルケミスト〜聖ガ剣、十ノ戒〜  配信観劇

※ゲームの話と舞台の話がちょっとごっちゃに出てきます(ゲームは舞台始まる1ヶ月前くらいから始めた素人です)

主にここが好きだったとか、個人的感想です。出てくるセリフは曖昧です。役者の話と役の話はごっちゃです。誤字脱字はいつものことです。

 
誰ガ為のアルケミスト〜聖ガ剣、十ノ戒〜

@新宿FACE

 

役者さんたちは新宿FACEには確実にいたので、あえて会場は新宿FACEで。

発表された時は、まさかこんなことになるなんて当たり前に思ってなかったですが、公演の中止。および、それに伴い無観客のライブ配信

いろいろ予想外すぎて、なんていうかもう悲しい気持ちと悔しい気持ちと、それでも一回のみにかかわらず、毎日役者さんが舞台に立ってくれて、それを配信してくれたことへの感謝がまず一番にくる思い出の深い観劇になりました。

将熙くんが出ている2.5次元系の作品は3つめ?くらいでしたかね。

ビジュアル解禁がされて、ソルという役が悪役なのを知って、見たことない役また見れる!ていうかビジュアルすごいな!!っていうのがまず最初の感想でした。

2.5系は面白いですね。黒髪みるの久々でしたし、悪役ねー!純粋にどのタイプなのか気になってはいたんですが、見た目だけだとなんだか怖い感じかと思ってて。でも実際のゲームを落としてプレイしたら、早々にガチャでソルくんでてくれて、あっ!こう言うタイプ!!なるほど!!!ってすごく納得したのを思い出しました。ソルは物腰柔らかい。雰囲気あってるよね?私は将熙くんがこの役を演じることになったのすごくわかるってうなずいたけども、みんなはどうなんだろう?

今回自宅FACEだったから、こう言うのをみんなで話たりできなかったのも悲しい。

やって欲しいタイプの役をやってくれるし、観てみたいものを見せてくれるの本当に嬉しいです。とりあえず情報解禁からのソルの印象の話でした。 

 

 【本編のおぼえがき感想】 全公演

 

確実に、配信じゃなかったら見ることは敵わなかった全公演。形は違うけど、観ましたという意味では初めて全通しました。

また感謝の話になってしまうけど、こんな状況で配信してくれると知って、躊躇なく全公演分のチケット買ったのは自分が観たかったからなのが一番ではあるけど、何か支えになればいいなと思う気持ちがあったのも事実でした。

正直、舞台は蓋を開けてみないと面白かどうかはわからない。2.5次元なので原作を知っていて、好きであれば迷いはなかったでしょうけども、面白くないものにお金を払える余裕はなく(とはいえ個人的にはキャストさんの魅力は舞台の値段以上なので、そこには無限にお金を注ぎ込みたい)どうしようか普段なら迷うところではあったけれども、状況も状況で。

いろんな舞台が中止になる中、役者を舞台の上に立たせたいという想いと、役者さんたちも観てもらいたいという気持ちがあってこそなのを考えたら、観る観ない迷わず、全部のチケットを買いました。

9公演(収録含め10公演)の配信、ありがとうございました。

とはいえね、私も美談にするつもりはないので、上の気持ちは本当に1割り、ほとんどは内容問わず毎日ソルの演技観たい!っていう気持ちです。あとチケットがめちゃくちゃ安かった。そこに関してはありがとうしかない。

  

そしてチケットを買った経緯は上記通りなんだけど、結局大切なのってそれ以降の話なんですよ。

やっと感想の話です。

 


全体を通して思ったところ。 

 

めっちゃくちゃ面白かった………………。

 

もうそれに尽きるからこそのあえて書いた上記なんですけども。ある意味悔しい。「面白くないものにお金は払えない」的なちょっとカッコつけたこと言ってるけど(今思えばそう思う作品にであってもないけど)結局最初の2公演しかとってなかったとしても、私はその後普通に全部買ってただろうなと思うくらいにかなり好きな作品でした。蓋を開けなきゃ分からないは、もちろんいい意味でもあるから面白い。

タガタメって名前だけは聞いたことあって 、ゲーム自体はなぜか女子向けのゲームだと思ってたんですけどめちゃくちゃ王道のRPGでしたね。学生の頃RPG系はプレイしてたので、すごく懐かしい気持ちになりました。誰にも通じないと思うけど、エンターブレインゲームコンテスト受賞作品「天涯の国」っていうゲームがが好きでした。ゲームシステムが似てる(割愛)

 

正義VS正義。悪がいないタイプの作品。

聖教騎士団の正義はもちろん正義だし、ソルたちの十戒も、オライオンも誰も間違ってない。ただその意志のぶつかり合いでおきてしまった物語。

エクスカリバーとか、バベルの塔とか。本当に王道RPGな感じいいですよね。

先にいってしまうと衣装もすごくよかった!ビジュアルの時点ではあまりピンときてなかったんですが、実際に動いてるのをみるとすごい!かっこいい!しっかりした作りで安っぽくもなくて重厚感もしっかりあったりして。多少取れてしまう等のトラブルはありつつもほぼ壊れることもなく役者さんの動きにぴったり合う衣装すごくよかったです!マントがまうのとかかっこいいし、動きほとんど邪魔してない。女の子たちも露出は多いけどハラハラするようなこともなく、しっかり世界観に引き込んでくれていました。

きっと照明や舞台セットも、現地でみたらもっと感動してたんだろうなーって思うと残念て話になってしまいますね。でも配信でも十分凄かったです。

 

あとカメラワーク!毎公演変えてくれてありがとうございました!

配信じゃなきゃこんなに表情をしっかりみれなかっただろうなーと思うところもあって、これはこれですごくいい!と前向きな気持ちにさせてもらいました。私たちの目でした。

ただ最後今泉PのVR導入はオタクの気持ちが分かりすぎている!と笑いました。推し観たいのは仕方がない…!ここ観たかった!みたいなところは確かにある。それでも限られた時間の中で準備をしてくれて、あれだけのクオリティで見せてくれたのは感謝しかないです。ここも本当にありがとうございました。

 

話を戻すと、好きなところはソルのセリフ一つ一つ詰まってるんですが、これも今泉Pの最後の挨拶で「オライオンは昭和、聖教騎士団は平成、ソルたちは令和」って言ってたのが一番納得しました。あの作品内では時代は同じく三つ巴のような感じになっていたけど、実際に時代によっての正義のあり方は絶対に違って、もし同じ時代に同じくらいの力を持った3つの思想が揃ったら、国単位で起こる争いと同じようにそれぞれの「正しい」のために争いはおきかねないなと、そういうことも考えられて面白かったです。

全体を通して本当に世界観に引き込まれまて、原作をちゃんと知らない私でも楽しめました。あと殺陣が凄かったです!

その話も残り個々の話として……。

 

ソルと将熙くんについて。

将熙くんが演じているっていうのは一旦おいといても、私はソルっていうキャラが好きでした。ソルの考え方の話。

先に登場の話したいんですけど、あの椅子かっこよすぎでは…?なにあれかっこいい似合う…笑

そしてOP。十戒衆歩いてくるところ、DIORかなにかのモデルか?って毎公演思ってました。中央歩いてくるのかっこよすぎない?

この時点でだいぶソルを演じてくれてありがとうって思ってたんですけど、改めて感じることもあったりして。

将熙くんがソルに合わせて演じてるのが本来の正解なんですけど、もう分からないんですよね。2.5次元て。その人本人だったように思えてくるし、現実にいたらこんな感じなんだろなと、切り離して考えることもできる。

ソルを将熙くんが演じることに、キャラを知って納得した部分も確かにあるんですけど、実際観てみるとそれ以上だったというか、3次元での”ソル”をいう人物の表現に関してすごく感動しました。

うまく言えないけど、最初の私の感想だと「この役は合ってる、やってそう」、役者としては「どんな役でもその役に合わせる」、その結果、「似合ってた、すごく良かった」って話になると思うんですけど、それ以上だったというか。平たく言えば単純に想像を超えて、むしろ想像してなかったものまで見れて良かったになるけど、将熙くんのソルの解釈と表現が好きだったって言えばいいのかな。感情って言葉にするの難しいですね。タガステ におけるソルは”演じてる”という次元じゃなかったというか、そういう部分が見えた気がして、ある意味原作ソルが重なって見えるような、本物っぽさ?もあった気ががしました。うまくいえないけど、あれが憑依なのかもしれない。

将熙くん自身も原作を理解しようとして、ソルは裸眼の方があってると初日以外外したり、研究されてたからこそな部分とかもね。ソルはすでに原作のビジュアルがあり、声優さんもついているイメージしやすい役では合ったと思うけど、それをただ模範的に演じてただけじゃないってとこ。他の人が演じたらあのソルにはならない。ものすごく当たり前なこと言ってるけど、その部分に特に共感を覚えて感動しました。2.5だと原作ソル、舞台ソル、それとはまた別にどっちにも重なる将熙くんのオリジナルのソルが確かにそこにいて、私はそのソルが好きでしたって話でした。

長いよ話が。 

あと、話し方のイントネーションとか、抑揚とか語尾とか、ソルの声本当に美しかったですね。そういうそれって思うやつ!それに殺陣もね!!これツイッターとかキャスでもコメントしたけど、私が原作のビジュアル観てソルをゲーム内で動かした時に、ソルならこういう殺陣をするって思った殺陣そのままだったんですよ。そりゃそうかもしれないんですけど、足を開いて腰を低くして動く動き。あと攻撃を交わす時とか打つ時の回転下半身残して回るのマントが綺麗に動いてすごく好きでした。雰囲気もだけど、動きもちゃんとあなたはソル!!!

 

このあとは単純にソルの好きなところの話になるですが、ソルは自分の考えを押し付けるわけではなく否定もせず、全て「それも正しい」と認めた上で、自分たちを悪としようとしてるのがものすごく好きでした。カッコ良すぎる。確かにその考えは令和っぽい。

 もちろん平和主義なのでひっくり返されたら困るんですけど、それでも彼らは全てを認めた上で成し遂げようとしている境地があることは否定はできませんでした。かっこいいしか言えない。

目的のためとはいえ仲間思いなのもすごくいい。優しいとはまた違うかもしれないけど、大切にしているのは確か。それもまた新しい考えだなと思えてよかったです。 

あと、「俺たちは同志だ 」ていう部分と「何が違う?」っていう問いかけ。それに正義を貫こうとするから争いが起きるっていう考え。確かに何が違う?ってすごく考えさせられました。いや何もかも好きだな……。意味はない哲学書好きなところも好きです。

それにラスト!ソルという演出家が描いたシナリオにしても、「やっぱり許せねぇもんだな、仲間がやられてくっていうのは」ってところが!!最後の最後で出てくる布石がここにあったんだと、だからこのセリフだったんだと感動しました。本当は生きてるからね。でも仲間がやられてくのをみるのは耐えられないソルすごくいい。寂しがり屋って遊び心入れつつ全員つれてく、かっこよすぎる。かっこいいしかいえないな。

あそこの感情爆発させるところ公演毎にまた違うのもよかったです。全場面そうだな。この場面今日は笑ってるとか、無感情っぽいなとか。でもそれ全てが何かかけ離れたものではなく、ソルでした。

 一場面毎好きなの書きすぎですね。全公演分の感想書こうと思うとこんなにも長くなるのを初めて知りました。貴重な体験です。

 

十戒衆とオライオンの話。

十戒衆が原作だと女の子だと知った時は驚きました。でも結果的に多分舞台映えを考えたら合ってたんだろうなとそれぞれが戦ってる場面で思いました。本当に全員カッコ良かった。

特にアハトはどうしてもソル慕ってるから、つい出てくるたびにアハト!!ってコメントしちゃったりね。アハト吹き飛んでるところの転び方よかったです。

ニコニコのコメントでフューリーの「おめでとうございます」毎回打ち込むのも楽しかった。最近ガチャで出てくれて、女の子版の「恵まれてますね」きけて儚い…って感情になりました。

フィーア立ち方が好きでした。受動喫煙怖い。

ズィーヴァの双剣の戦いかっこよすぎた。オーティマと二人でカテコいじられてるのは笑いました。

ゼクスはすごい!!道化は毎回本当に道化でした。カメラで遊んでくれてありがとう!楽しかったです!!

オライオンは世界中を幸せにする部屋ありがとう。ていうか渡辺さんありがとうな面白さでした。笑 オライオン自体は騎士道が外道じゃなくて素晴らしかった。オライオンもオライオンなりの生き方が合って、それも間違ってないの良かったです。

 

聖教騎士団と舞踏兵団の話。

本来ならば真っ直ぐな正義を貫いているはずなのに、今作主人公が闇の槍となって正義を守るのいいですね。ストレートには行かない感じ。

クダンはカノンをみる目が本当に優しくて、眩しそうに愛しそうにみるのがよかったです。それに笑えるパートのところはめっちゃ頑張ってた。笑

原作の方ソルが出たタイミングで同じくクダンも出てたんですが、クダンの方がソルより闇っぽいなって思ってたら実際に闇落ちしてたんで、やっぱりそうなりますよね!って感じ。 

矛となるのか、槍となるのか。光に照らされ影になる槍となることを選んだクダンが「理想をすてろ」と言ってるところがカッコ良かったです。あとソルとの「御退場願おう」のあたり。クダンの方が本当に闇っぽく見えるのは、多分光が近くにいたからこそなんだろうなとか。ソルは自身があのロストブルーの太陽だから、本当に光を浴びることはなかったんだなって考えると切ない。

カノンは笑顔かわいい!!後半になるにつれてどんどん力強くなっていって、最初はかわいいだったけど千秋楽では最後が本当にかっこいいと思える姿をしていました。このカノンなら平和を任せられる。

オーティマ。OTM打ち込むの楽しい。オーティマ明るい声色から真剣な声のトーンになるところすごいですね。あたらせてよ、俺むかついてんだ、だったかな。ちょっと虚しい感じもありつつ語彙が怒りで上がる感じ好きでした。

バシーニのふみくんはもう五回目になるけど、何観ても安定感がすごいですね。バシーにもいい子だった。エクスカリバーが似合う。

モンゼイン団長は何回見てもボロ泣きした。この舞台本当にこんなに泣くとは思わなかった。🐗の大群楽しかったです。強かったんだなモンゼイン。ボケ倒してるのおもしろかったです。

セーダはかっこよかった!「明るくいて、ロードマスター」っていう声の優しさが生まれ故郷を心配する気持ちと混在してるのに気高くて…。ルートの戦いもかっこよかったです。あとオライオンの部屋はセーダ回好きでした。

カグラはクダンを思う気持ちとか、最後もだけど人に寄り添おうって気持ちが素敵だったなぁ。カグツチ!かわいかったです。あとぴょこぴょこしてるところ。

ヤウラスも殺陣がすごかった!早い…!双剣かっこいい。ルートとズィーヴァとの戦いはシンクロがすごく良かったです。蹴りが強い!!

舞踏兵団はラストの殺陣出ずっぱりなのも凄かったです。やっぱいメインキャストをメインで写してたのでそっちみちゃってたけど、なくちゃならない存在の安定感あってこそだなと感じました。

 

感想はもっと本当は毎公演細かくあったんですけど、流石に長すぎるのでまとめて。

面白かったなぁ。本当にモンゼインとアハトのところは泣いた。でもアハトは生きてた。あの絶望感最高でした。ソルがやられたところ、最後笑ってるところも最高すぎる。

次の作品もあると聞いて楽しみです!そしてこれ打ってる現在はまだタイムシフトは見れるので見ます。キャストはなるべくかわらないといいな…どうなるかはわかりませんが、素敵な座組みだなぁと思った思い出もあるので……。

なにより、次は生で見たいです!!それを願うばかりです。

 

最後に、千秋楽日前日に思い立って駆け足で描いた感想絵のっけて。

娯楽をいつも通りにうまく楽しめない辛い状況の中、心を救ってくれた素敵な舞台をありがとうございました!

 

f:id:zyozyo:20200328154528j:plain

f:id:zyozyo:20200328154538j:plain