いろんなおぼえがき

人に読んでもらうっていう努力が基本的にないです

Another lenz 観劇

※主にここが好きだったとか、個人的感想です。出てくるセリフは曖昧です。好き勝手な思考とか結構入ります。素直な感想なので他作品の名前結構出てきます。

役者の話と役の話はごっちゃです。誤字脱字はいつものことです。

 

 

Another lenz
新宿FACE

 

性格悪い役!!松田翔!!

ことあることにちょこちょこ見たい見たいといってた役の発表やっぱり嬉しいですねー。どういうタイプなんだろうって楽しみにしていて、またいいお芝居見せていただいてとても嬉しいという感想と、そもそも構成やお話し自体に良い意味で裏切られる作りだったのがめちゃくちゃ面白くて、本当に良いエンターテイメントだったなぁと公演期間夢中になって楽しんでいました。

なので終わるのが寂しい(現在22日の朝)。楽しいことは生きる希望、って思いながらの感想です。

 

  

 【本編のおぼえがき感想】 

観劇日:15日(配信) 16日 18日 20日(ツアー) 21日 22日 23日(ラスト配信も)

 

初日が配信のみっていうのも、個人的には納得でした。作りが面白すぎる。

最初はね、これ正直な感想なんですけど、手法的には「カメラを止めるな」と同じ感じなのかなってあらすじを読んだ時に思って。あと思い出したのが「パラノーマル・アクティビティ」ハリウッドホラーって書いてあったからだと思うんですけど。なんとなくそれに近いのかなっていうのを思いました。でもそれを言ったらどんなものも何かに似てるって話になるし、そこを気にしていたわけじゃなく、ただ実際みたらやっぱり全然違う上に予想以上だったっていう話がしたくて2作品名前を出しました。凄かったんだよー。面白かった!!

 

 

全体を通して思ったところ。 

 

長くなりそうなので思ったこと先に箇条書き。

・まさかの劇中劇中劇中劇 

・セット動くの面白すぎる

・カメラワークすごすぎ

・松田より苅野の方が性格悪かった

・将熙くんの役どっちにしろセリフ量がえぐい

・映画みたい

・血のりと粉まみれと熱量がが半端ない

・舞台なのかこれ?

・舞台というか全てひっくるめたとんでもエンターテイメント

 

 

どの軸をどういう風に感想に起こせば良いかわからなくなるんだけど、とりあえず全体の話をするならこれ。

 

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これが配信見た時にこういうこと?って整頓するために書いた図。役名とか一部間違ってるのは許して。この時点からこんがらがってる。

 

で、舞台を見終わったあとの図がこっち。

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いや層が厚すぎない……!?(あとこれも生初日夜に書き直したやつだから曖昧なところありますね。それと字が汚すぎますね)

 

まさかの劇中劇中劇中劇だったとは。

初日の配信がちょっと映像乱れてて、カテコの挨拶のところとかもラストの怒涛の展開のまま暗闇で入ったから余計にあれ?ってなってるところもあって。

あらすじの時点でこのライブドラマ「リアル」を撮ってる裏側で何か面白いこと起きてて、そこは舞台で見れるんだろうなーとは思ってたんですけど、それすらも藤原監督の作品だったっていうオチ。そこが全てで、そこが面白すぎたし、逆を言えばそれがなかったら結構とんでも展開だと思ったからよかった。

正直生で観劇した時、すでに配信見てたから「ハイカット!」と「コントシーン」の謎以外は舞台の方でなんやかんやあって藤原監督が最後全部壊しにきたんだなーっていうのは理解してたんですけど、観劇途中舞台下ろされて橘さんのカバンからコカイン取り出した時はどうしようかと思ってました。えっそれであのオチで終わるの?って。。ぐちゃくぐちゃにして終わる作品もそれはそれでありかもしれないけど、それだったら正直なところ面白い……?っという別にハラハラ感が若干あったですけど(※個人の感想です)もうラストに全てが集約されてた。

これ全てが、藤原監督の作品だったんだと。

言葉に言い表せないんだけど、シンプルに面白いの一言かも。

 

もうちょっと考えれば予想できたかもしれないけど、劇中劇に隠された劇中劇。オチまでの隠し方が木を隠すなら森方式。個人的には全然想像してなくて、途中までのハラハラもあってか良い意味で裏切ってくれたし、ほんっとにうにそれが全ての作品であり、中を開けたら要所要所がお話として楽しい場面ばかりで作りが本当にうまいなぁと感じました。

オチが好きな作品てそれだけに感動しがちだけど、Another lenzに関してはそこに行き着くまでの人間関係が細かくうまく見せられててどこ切り取っても面白い。オチにも無理なくつながった上に、そのオチの感動まで膨張してくれるタイプ。

あとこれ純粋に演技うまい役者さんばっかりだったのも話に没頭できてよかったです。癖が強い役も本当にいそうなタイプの人間もベースがエンタメ作ってる人たちって考えると納得もできる(ある意味失礼)し、いや本当に皆さんお芝居がすごくて劇中劇の中のそれぞれの役の雰囲気の変え方とかも凄かった。すごいもの見た。特にやっぱりセリフ量が半端ない理人さんと将熙くん。あと配信の方にははいってないけど、個人的におっきーさんと理人さんの掛け合い。他も一人一人が重要な役であり、アナザーキャストさん含めてそれぞれがめちゃくちゃ仕事人なのをしっかり見れた作品という意味でも面白いとしか形容できなかったです。

 

話は少し戻るけど、この作品を生で見て欲しいとすごく思った理由の一つにアナザーキャストさん二人が5分前くらいに「本日はライブドラマ「リアル」の一般観覧にお越しいただき〜」っていう挨拶をしてくれていたところにも詰まってました。

やっぱりあの、なるほどなー!っていうラストの終わり方。配信だとまだもやもやしてた「ハイカット!」っていうセリフ。上に書いた「一般観覧」の言葉。点と点が線になる感覚。配信のみからAnother lenzが始まった理由。カチッと全部がリンクしてハマるのが気持ち良すぎました。

箇条書きの中に「舞台というか全てひっくるめたとんでもエンターテイメント」って言葉をいれたんですけど、ツアーも含めてそういう枠に囚われない全ての構成的な意味でも新しいエンターテイメントでした。映像の手法も含めてね。ていうか伊藤さんが伊藤さんとして登場して驚いた。デカレンジャー!グリーン!まさかのでした。笑

 

内容の話。

物語自体の話は、藤原すべて書いたものっていう考え方をすると、どこまでがリアルだったのかが気になるところ。

須田ちゃん役の北澤さんがドキュメンタリーの時点でつけてた眼鏡や服は監督の私物っていうのをTwitterで言ってくれてたけど、そもそもあのドキュメンタリー自体もシナリオだったってことでいいのかな?

全部が全部つくりものだったけど、藤原や苅野松田は存在している役者さん。だからあの世界線で彼らを知っていたなら、完全フィクションで見られたってことであってるのかな。ただ、「ライブドラマ「リアル」」っていうパッケージとして松田は松田役として、もしかしたら本当に彼はこういう人なのかも?須田ちゃんて本当に藤原と付き合ってる?みたいな部分をお客さんに楽しんでもらおうとしているリアリティを追求した作品、みたいな。なので実際は付き合ってないでいいのかな。松田と苅野の関係性もね。

次元が本当に違う作品すぎて磯貝龍乎さんの頭の中どうなってるのか知りたくなるところ。

 

めちゃくちゃややこしいので「ライブドラマ「リアル」」ってパッケージ内の話になるけど、

藤原は松田と出会った時点からこうなるように仕組んだシナリオだったってことでここもいいのかな。

ラスト見てると「全部俺のシナリオ通り」みたいなことを言ってたので、あそこの部分だけではなく、松田が自分を恨むようにしむけ、いつか復讐してくるところをカメラに収めるつもりでいた、みたいな。そこまでいくと考えすぎ?

 

あといくつかこうだろうなと思いつつの疑問点として、木村と只野は松田に頼まれてわざと藤原監督がリハします!ってときにムーディーな照明とエロい音楽かけてたと思ってるんだけど、あってるのかな。

これに関しては前田と橘も松田に加担するように松田が仕組んだんだと思ってたんだけど、昨日の将熙くんのインスタライブで橘は松田の本性知らないみたいな感じだったから、となると前田に関しては素であのメイクしてたってことであってるかな。だとしたらそこに関しては素で藤原を切れさせてるのかと。。笑 藤原のツッコミ好きでした。あと笑顔と変顔の恵さんはかわいい。

 

橘さんに関しては、これでも将熙くんのインライ聞くまで橘はなぜ松田に加担したのかも深読みしてたけど、これはある意味外れてて良かったです。深読みの内容はあえて言わないけど、役者として気に入られてたんなら良かった。松田ちゃんが監督やればいいは松田にとっては想定外の話だったっていうのも面白いー!ここもそうなるように仕組んだと思い込んでたから、偶然の重なりのほうが個人的には面白くて良かったです。インライ本当にありがとう。役者のアフタートークまで楽しいAnother lenz。

 

森と藤原についても、あの二人の掛け合い大好きでした。息ぴったりという次元じゃなくて、長年二人で作品作ってるんだな〜っていう信頼感があった。あと単純に面白かった生のくだり。最終日は松田参戦してピザ窯の話してた。どこかこの公演で多分菊池さんもはや笑ってた。笑

どうして藤原に森がついていくかのシーンも、松田の高笑いのあとなの良かったです。いいシーンのラストでSiriでガラッと空気変わったのも良かったー。地味に森好きでした。アテンド?ってなってるの実際藤原だけが怒鳴り散らして悪いわけじゃなくて、結構自身ポンコツではあったんだろうなと。。笑

 

あとはもうカメラが回ってるところ全般は突っ込みたいところ多すぎる。

8公演中1公演しか北なかったのでほぼ南の視点になるから、初めて北でみた時にコップの中に何か仕込んでたり、木村スライディングでカメラ写りに行ってたり、南にいた時なんで笑いが起きてるかわからなかった部分の面白さとかも含めて楽しかった!

私は観に行った公演の観たものがその舞台の全てだと思う人間だから、北なかったらなかったでそれはそれだったと思うけど、真逆から舞台を観て、見えるものが変わっているっていういう経験にも感動しました。もう別の舞台を見に行ったくらいの感覚だった。舞台ってこんなに自由なものなんだと。前半パートは割と北でも南でも反転したものになるだけといえばだけなんだけど、セットが動いて死角が増える配信パートは余計にね。それでもカメラ回ってない部分ですら、松田が南の端で待機してるの北でみてようやく知れたとか、照明ブースそこだったんだとか。面白かったなぁ。

カメラ映らないようにしてるだけでも面白かったり(主に木村)最終日あたり苅野と木村はなんでプロレスしてたのかわからないし(笑)前田ちゃんが助監督として映るシーンも高橋とマミの邪魔にはいるのが日に日に遅くなってギリギリだったり(最終日遅すぎてもはや顔逸らしてた)なんかいろんなギリギリを狙ったりふざけたり、アクシデントをカバーしたり、見えない部分も見えない部分で楽しかったです。

全体の話の時に出したオチだけじゃない部分はこういうところでもある。序盤の流れもだけど。どこを切り取ってみてても面白いと感じました。

 

あと、これもインライで知ったけど、コップに入れてたのカラシかなと思ってたら生姜で、それも天然でやってる設定知れたのも面白かったです。

只野繋がりだと、只野後ろで踊ってるところ、本物の拳銃打ったシーン額を落とす役目やてるのかとおもったらただコードに引っ掛けて落としただけの人だったていうのも知った時笑った。だからあんなに驚いてたのかと。

 

拳銃に関しても本物と偽物がわかるように薬莢出るタイプと使い分けてたのも細かくて好きでした。

銃の話したから流れで血のりの話もするけど、生で血のりあれだけ飛ばしてる見たの初めてかも!!舞台ってやっぱり刺されたフリとか、それだけになるところ毎公演終演後の舞台上がコカイン(ベビーパウダー)と血のりでぐっちゃぐちゃなのはなかなか見ない光景でした。

細かく見てると前田ちゃんと橘さんとか、頭横から打たれたように血を飛ばすために前田ちゃんから橘さんに血のり袋パスしてるところがわかったり、その血が日に日に豪快に飛んでたり、凄かった。笑

しかもあの衣装1着でマチソワも洗って使ってたのは驚き。衣装部さんに感服。

ベビーパウダーはいい匂いでした。血のりが服に飛んだ方は菊池さんの事務所まで(いつかの挨拶)

 

ちなみに一番好きなシーンは高橋の鏡の部屋のところでした。あそこ映像、舞台上も含め全部好き。

 

最後に、高橋の作ってる映画断片的にしか本編でも作られてないですけど、面白そうじゃなry

 

配信の感想。

初見なんてどうやって始まるのか全くわかってないから、普通の舞台の配信だったら会場が映って役者が現れて〜みたいな流れの想像とは違うんだろうなとは思ってはいたけど、ドキュメンタリーみたいなものから始まるとは。しかも稽古場の様子がそのまますぎて最初っから今は演じてる?本人?ってわからならなくなっていました。ちゃんと高橋役の松田翔っていう紙と挨拶があって、あと溝呂木さんがおじいちゃんぽい感じになってたから理解はできてたけど、将熙くんとかは本当にそのままな感じがリアルでした。

こういう始まり方の作品もいいですね。配信だけの特別感がある。だから生だけじゃなく配信も観ようってなる。

内容自体はカメラワークスと照明すごすぎ。本当に映画みているような感覚でした。初見は何が起きてるのかわかってないから素直にその話を見ていたけど、生で観劇してから見直すとまた違った見方ができて面白すぎました。ここ後ろではこうなってるんだよなぁとか。

高橋が裏で話してる内容はこっちしかわからない作りも面白い。

あと楽屋行った時のパート!最初どういうこと?ってなってたけど、役名で呼び合ってるから素の状態ではないんだなと気づいたけど、内容理解しきれてなくてドシリアスなまま終わったのに始まったからずっと混乱してました。笑

あと思ってたより長かった!唯一あの作品内での役者が役を演じてない部分面白かったです。

私は松田は実際はどういう性格なんだっていうのを永遠に考えてます。

 

あと書くか悩んだ感想じゃないんだけど……チケット代について少し。

私はどっちも観た上で価値がないとはぜっっったいに言わないけど、配信が他に比べると値段ちょっと高い方かなぁと考えたり。値段的な話って友達とかとしか話さないだろうからあえてなんだけど、舞台上のものと別のものだとしたら余計に?ドラマとか映画家で見るのに一つ5千円てどう見える?っていう考え方としてふと思いました。舞台だし生でやってるしっていう捉え方を見る側がするかどうか。舞台としてとらえるならどうせだったら全部みたいのに、見せ方としては別物。映像作品としてとらえるなら、今の世の中的には配信の値段としてちょっと高いような。あと、どちらかよりもどっちも見た方が楽しい作りっていう部分。特別感という意味では難しい問題ですね。

舞台上の隠し撮りしてるみたいな定点カメラ映像も混みのものだったらまた変わったりもするかなー。あとはこの手法とるなら、生観劇も配信付きつきチケットっていう考え方あっても良かったかも。素晴らしかったから配信見てもらいたいけど、2、3千円だったら奢ったり勧めたり、生でみた人も安いから買おうになる層もいたのでは?とかもね。口コミでだいぶ広がった作品だったからこそ思ったことかも。

もう一度いうけど値段の話はそれだけ払う価値がないとかそういう話じゃないです。あと物理的にいろんな問題があって無理なんだろうっていうのもわかってる上の独り言。5千だとしたら、あとはキャストの壁紙配布とかもうすこしだけ付加価値つけるとか?

まあみんなの給料が月給5千万円くらいに解決するのにね!!!!世の中世知辛い!!

 

話がめちゃくちゃ逸れました。

あとはいつも通りのめちゃくちゃ個人的な感想です。

 

 

松田演じる松田と高橋と将熙くん。 (相変わらずの感想です)

何から書けば良いかわからないんだけど、箇条書きの

・松田より苅野の方が性格悪かった

・将熙くんの役どっちにしろセリフ量がえぐい

この辺。

 

セリフ量えぐい上にやってることも二重でえぐい(高橋と松田のやってること、その2役を瞬時に演じてる意味で)

ややこしいので松田が演じる松田の性格っていうのを前提で書くけど、松田の個人的な感想はほんと歪んでしまった人でした。

多分松田って攻撃されない限りは割といい人の部類なんじゃないかなぁ。人当たりもいいし、コミュ力ありそう。須田ちゃんと話してる時に橘さんの噂話してるから人として完璧というわけでじゃなくて、それなりに普通の人っていう感じ。ただ、負けず嫌いで(ここだけは本当に将熙くんに似てると思った)割と根に持つタイプ。その根に持つタイプが人格批判を含んだ辛い経験の上に作ってしまったシナリオで、松田に関しては割と今回の話を切り取るなら復讐劇に近いのかも?

でも昨日のインライきいてて別に監督役やるつもりじゃなかったあたりを見ると、本当にあげて落としたかったっていう部分だけみるとそれなりに性格悪いのかな〜でもそれくらい辛い経験してたらちょっと共感できてしまうじゃないかと、個人的に思いました。もちろん松田がやった行動は極端で許されるもんじゃないフィクションではあるけど、実際業界的にもこれくらいやってやりたいって一定層いるだろうなとかも。将熙くんも普段はできないことをやっててスカっとする?みたいなことは言ってたので余計に。みんな人間だもの。関係者が見にきて演者として出たかったというのは、芝居としての面白さと話としての面白さと、もしかしたら舞台上からぶつけたい思いがある人もいたのかもなーとかね。

高橋に関しては作品作りに狂ってるだけで真っ直ぐすぎる人。人には理解されないけどそういう意味での誠実さは嫌いになれない。むしろ人気者だしとけば数字取れるっていうプロデューサーより全然いい。ただ求めたものがちょっと歪みすぎている。そして女癖は悪い。

お芝居としてはセリフ量過去一ですかね。。毎回すごい(語彙力)とって感じの感想書いてるけど、今回の凄さって映像部分にもあって、新しい手法どんどん増やしてるなぁっていう面白さを感じられました。

あとはもうストレートに高橋として感情爆発させて怒鳴り続けてるシーンと、松田のシーンの違い。同じ怒りだったりしても違ったり、悲しみ含んでるのがわかったりとか、面白いなぁと要所要所で思いました。ていうかキャンストブログで感想残してないけど、将熙くんの人作品の上で人格が変わるところのニュアンスの表現めっちゃ好きだなと思ってたので、今回は役で役を演じるっていう違うパターンだけど、地続きでそれが見れたのが最高でした。

いいなと思う子の前にいる松田と、監督を傍観してる松田、苅野過去話を話すところ、軸にどれも芝居が好きっていうのが見える松田良い。監督も真面目にやっている。芝居が好きなのがわかる。そしてその松田が本気で演じる高橋も実際に良い。

苅野に関してはスキャンダルで落とした部分以降は特に何かしようと思ってたわけじゃないよね?

苅野が嫌な態度をとるまでは見下してるようにも感じなかったけど。松田は苅野が松田に対して好意的な態度であったとしたら、本当にダブル主演までやりたいとは思ってたのかな。人を見下すような奴は一回落ちて痛い目を見ればいいんだ言ってたから、そこで更生してくれれば松田的にはよかったのかなー。藤原に関しては最後の最後で「次なんてありません」と言い切っちゃったけど。根深い恨みだな。死のうとまで思ったっていう感情はそれくらいの価値のものだったんだって思える。千穐楽日に欠けたダブルミーミングなんだろうなとも思うけど、うまいな〜と。面白かったっすよっていうのもよかったけど。台本捨てたあとと完全にこれ悪役の笑い方でしょって感じの笑い方も良かったです。笑

松田についてめちゃくちゃ語れてしまう。単純にいい奴だから、かっこいいから面白いから好き!っていう役もいいけど、バックボーンがあって人間味の強い好きだけじゃ語れない要素のある役将熙くんどんどん味が出てくる。これだけいろいろ考えられるのも話の構成だけじゃなくて、演技から自分が読み解こうとしてる部分もあるなぁって思うと改めてすごい役者だなぁと尊敬すできるし好きだなぁと思いました。あと松田左利き設定とかもね。深堀楽しい。

本当に素敵でした。いろんな面が見られる最高の作品でした。

 

 

そのほかのキャストさんたち。

このまま書き続けてると日が暮れそうなのでそれぞれ簡単に。

 

・藤原監督

第二のセリフ量えぐい人。すごかったー!藤原監督理人さんで良かったと思える良さ。伝わって欲しい。将熙くんもだしほかの役者さんもだけど、相乗効果が凄そうなキャストさんたち。ほんと今回の舞台みんなお芝居熱量も技術的なところもすごい。流れが切れない。藤原監督全く良い人じゃないけど憎めないタイプなのは森との掛け合いかなー。実際いたら絶対嫌ですけど、この人があれを書いた(舞台上)と思うと確かに面白いものを書く人だった。本当にほぼ初めましての役者さんだったけど理人さんとしてとても良かった。

 

・森さん

バランサーというか、理人さん並んでとても良い。森はちょっとポンコツだけど、人柄的には現場で好かれそう。よく藤原についていったなーと思うけど、多分嫌なこと寝たら忘れるタイプだなと思った。すごく社会人に向いてそう。

配信では全く出てこないけど、藤原と森の掛け合いは最高だったのでDVDでぜひ。

 

・苅野

絶対こっちの方が性格悪いよ!!!!!現場で挨拶もしない目も合わせないとか、完全に天狗になってしまった人じゃないですか。でも苅野天狗というか元々そういう性格っぽい。監督への話し方とか作品の関わり方とか?スキャンダル取られたところから自暴自棄になってたりするのかな。配信まわってる裏はなんかとても楽しそうでした。いろいろと堪え切れずに笑ってる部分が多かったのも面白かった。まじでなんで楽日あたり木村とプロレスしてたのか謎。笑

 

・橘さん

橘さんに関しての話で言うと、この時代に松田とか藤原が橘さんの噂話としてあの人ホモって言い方をするけど、橘さん自体があんな感じだからこそそういう言われ方をする立ち位置なんだなって個人的には思いました。今の世の中作品でもその辺出すときつい目で見られることもありそうだけど、はっきりとしたキャラクター性しかけてるからなぁ。

あと、おいこらてめこら〜のシーン。途中からエコーかかって飼ってたわんになってたの笑った。笑

楽屋で粉吸おうとしてるシーン、そこそこヤバかった。笑

 

・須田ちゃん

アイドルが演じるアイドル役良い〜!と言うか演技がうまいなあと思った方。監督が好きなのがわかるかわいい子でいるところと、裏側のちょっとかっこいい感じのところの動きがよくって、監督いなくなってから中央のテーブルにタバコ吸いにいくシーンのあそこの歩き方好きでした。目薬で泣く子。あのメイクに見慣れてたせいでツイッターで素の表情みたときメイクってすごい!!って思いました。みんなと並ぶと小柄でかわいい。首痛めてなくて良かったです。

 

・恵さん

いい子そうにしてる子が裏ではきついっていうのはよくあるけど、逆パターンなんだと驚きました。いい人そう。かわいい。アミュモバが言えない子。笑 いろいろ面白い言葉とか仕掛けててよかったのと、あとずっとこの舞台あのヒールで動いてるのすごいなぁと思いました。女の子二人のシーンはかわいい。タバコ?電子タバコ?の持ち方がリアル。


・木村

めちゃめちゃ面白いこと舞台でやってた人。千秋楽高橋と恵(名前忘れた…)が養育費支払わない!の話をしている裏で壁をノックしたりしてずっと笑ってるからつられて客席で笑ってました。他にもカメラ避けるためにドシリアスのシーン対角線上で床に寝転がったりしてたから、シリアスなシーンで笑ってる人みたいになってた罪深い人。鏡のシーン高橋と対峙してる謎の男のところ良かった。監督に返事!と言われたら写ってないのにはいって答えちゃう人1号。

 

・只野

名前が日替わりのDJ。上の方の感想にも書いたけど天然だったのかーという生姜いれた奴。木村と一緒にカメラに映らないようにローリングで移動してたり、フランクフルトもって動いてたり。あと音響のブースで一回ケチャップ飲んでたみたいに見えたのが気になって仕方なかったけど中央も見たくてめちゃくちゃ忙しかったです。ダンスがうまい。返事!って言われたらはい!って裏でも答えちゃう2号。

 

・前田

悪ふざけがどんどんエスカレートしていく人。映らないところで監督の髪の毛とか体触ってて笑った。笑 監督がついにさわんな!って配信に乗るのに切れさせる。他にもキスシーンの邪魔をしに入るはずが真ん中で橘さんといちゃついててどんどん遅くなっていく。一番笑ったのはスポンサーと高橋が言い合ってるところ、南側では苅野に化粧直しにかこつけてどんどん顔が近くなったり筆で鼻くすぐったりしてるの笑いました。木村は見ないようにとかもしてましたが、最終日ついに前田の筆を奪っていた。挨拶も前田ちゃんに合わせてくれてありがとうございました。

 

・アナザーキャストの二人

舞台上にいないところも通路で二人で話してたり、脚立持って動いてたりとかとても良かった。そっちも気になって仕方なかった!前説も楽しかったし、何よりスタジオツアーでお世話になりました。ダンス見せてもらったりいろんな解説聴いたりと楽しかった!

 

・カメラマンの二人

カメラのアングルも演出指定なんだろうけどめっちゃ良かったしあれは腰痛める!登場挨拶好きでした。挨拶というか、斜め上向いてるだけだけど、途中から動いたり、女性増えたり、ぼけてるの面白くて。笑 個人的には元役者と元ヤンキーで構成されてますっていってた回が好きでした。お姉さんヤンキーになってた。笑

 

以上です!

 

 

本当に配信しか見れない方がいるのが面白かっただけに悔しいので、落ち着いたらもう一回再演してほしい気持ちと、でも将熙くんのファンとしてはさらに新しいものに出て欲しい気持ちと気持ちが二分してますね。

ただ、DVDはあるから配信のみの方はDVD見て欲しい。これだけ見て欲しいという作品も珍しいくらい。私もファンとして良いもの観ました。

DVDは作り方この舞台の面白さや良さ出せるようにめっちゃこだわって頑張って欲しい!

あ、あとメインビジュアル好きでした!あれポスター欲しい!

 

結局一万字超えたけど要約すると300文字くらいになりそうな感想ですが、

楽しい舞台(配信)をありがとうございました!