いろんなおぼえがき

人に読んでもらうっていう努力が基本的にないです

誰ガ為のアルケミスト〜聖ガ剣、十ノ戒〜  配信観劇

※ゲームの話と舞台の話がちょっとごっちゃに出てきます(ゲームは舞台始まる1ヶ月前くらいから始めた素人です)

主にここが好きだったとか、個人的感想です。出てくるセリフは曖昧です。役者の話と役の話はごっちゃです。誤字脱字はいつものことです。

 
誰ガ為のアルケミスト〜聖ガ剣、十ノ戒〜

@新宿FACE

 

役者さんたちは新宿FACEには確実にいたので、あえて会場は新宿FACEで。

発表された時は、まさかこんなことになるなんて当たり前に思ってなかったですが、公演の中止。および、それに伴い無観客のライブ配信

いろいろ予想外すぎて、なんていうかもう悲しい気持ちと悔しい気持ちと、それでも一回のみにかかわらず、毎日役者さんが舞台に立ってくれて、それを配信してくれたことへの感謝がまず一番にくる思い出の深い観劇になりました。

将熙くんが出ている2.5次元系の作品は3つめ?くらいでしたかね。

ビジュアル解禁がされて、ソルという役が悪役なのを知って、見たことない役また見れる!ていうかビジュアルすごいな!!っていうのがまず最初の感想でした。

2.5系は面白いですね。黒髪みるの久々でしたし、悪役ねー!純粋にどのタイプなのか気になってはいたんですが、見た目だけだとなんだか怖い感じかと思ってて。でも実際のゲームを落としてプレイしたら、早々にガチャでソルくんでてくれて、あっ!こう言うタイプ!!なるほど!!!ってすごく納得したのを思い出しました。ソルは物腰柔らかい。雰囲気あってるよね?私は将熙くんがこの役を演じることになったのすごくわかるってうなずいたけども、みんなはどうなんだろう?

今回自宅FACEだったから、こう言うのをみんなで話たりできなかったのも悲しい。

やって欲しいタイプの役をやってくれるし、観てみたいものを見せてくれるの本当に嬉しいです。とりあえず情報解禁からのソルの印象の話でした。 

 

 【本編のおぼえがき感想】 全公演

 

確実に、配信じゃなかったら見ることは敵わなかった全公演。形は違うけど、観ましたという意味では初めて全通しました。

また感謝の話になってしまうけど、こんな状況で配信してくれると知って、躊躇なく全公演分のチケット買ったのは自分が観たかったからなのが一番ではあるけど、何か支えになればいいなと思う気持ちがあったのも事実でした。

正直、舞台は蓋を開けてみないと面白かどうかはわからない。2.5次元なので原作を知っていて、好きであれば迷いはなかったでしょうけども、面白くないものにお金を払える余裕はなく(とはいえ個人的にはキャストさんの魅力は舞台の値段以上なので、そこには無限にお金を注ぎ込みたい)どうしようか普段なら迷うところではあったけれども、状況も状況で。

いろんな舞台が中止になる中、役者を舞台の上に立たせたいという想いと、役者さんたちも観てもらいたいという気持ちがあってこそなのを考えたら、観る観ない迷わず、全部のチケットを買いました。

9公演(収録含め10公演)の配信、ありがとうございました。

とはいえね、私も美談にするつもりはないので、上の気持ちは本当に1割り、ほとんどは内容問わず毎日ソルの演技観たい!っていう気持ちです。あとチケットがめちゃくちゃ安かった。そこに関してはありがとうしかない。

  

そしてチケットを買った経緯は上記通りなんだけど、結局大切なのってそれ以降の話なんですよ。

やっと感想の話です。

 


全体を通して思ったところ。 

 

めっちゃくちゃ面白かった………………。

 

もうそれに尽きるからこそのあえて書いた上記なんですけども。ある意味悔しい。「面白くないものにお金は払えない」的なちょっとカッコつけたこと言ってるけど(今思えばそう思う作品にであってもないけど)結局最初の2公演しかとってなかったとしても、私はその後普通に全部買ってただろうなと思うくらいにかなり好きな作品でした。蓋を開けなきゃ分からないは、もちろんいい意味でもあるから面白い。

タガタメって名前だけは聞いたことあって 、ゲーム自体はなぜか女子向けのゲームだと思ってたんですけどめちゃくちゃ王道のRPGでしたね。学生の頃RPG系はプレイしてたので、すごく懐かしい気持ちになりました。誰にも通じないと思うけど、エンターブレインゲームコンテスト受賞作品「天涯の国」っていうゲームがが好きでした。ゲームシステムが似てる(割愛)

 

正義VS正義。悪がいないタイプの作品。

聖教騎士団の正義はもちろん正義だし、ソルたちの十戒も、オライオンも誰も間違ってない。ただその意志のぶつかり合いでおきてしまった物語。

エクスカリバーとか、バベルの塔とか。本当に王道RPGな感じいいですよね。

先にいってしまうと衣装もすごくよかった!ビジュアルの時点ではあまりピンときてなかったんですが、実際に動いてるのをみるとすごい!かっこいい!しっかりした作りで安っぽくもなくて重厚感もしっかりあったりして。多少取れてしまう等のトラブルはありつつもほぼ壊れることもなく役者さんの動きにぴったり合う衣装すごくよかったです!マントがまうのとかかっこいいし、動きほとんど邪魔してない。女の子たちも露出は多いけどハラハラするようなこともなく、しっかり世界観に引き込んでくれていました。

きっと照明や舞台セットも、現地でみたらもっと感動してたんだろうなーって思うと残念て話になってしまいますね。でも配信でも十分凄かったです。

 

あとカメラワーク!毎公演変えてくれてありがとうございました!

配信じゃなきゃこんなに表情をしっかりみれなかっただろうなーと思うところもあって、これはこれですごくいい!と前向きな気持ちにさせてもらいました。私たちの目でした。

ただ最後今泉PのVR導入はオタクの気持ちが分かりすぎている!と笑いました。推し観たいのは仕方がない…!ここ観たかった!みたいなところは確かにある。それでも限られた時間の中で準備をしてくれて、あれだけのクオリティで見せてくれたのは感謝しかないです。ここも本当にありがとうございました。

 

話を戻すと、好きなところはソルのセリフ一つ一つ詰まってるんですが、これも今泉Pの最後の挨拶で「オライオンは昭和、聖教騎士団は平成、ソルたちは令和」って言ってたのが一番納得しました。あの作品内では時代は同じく三つ巴のような感じになっていたけど、実際に時代によっての正義のあり方は絶対に違って、もし同じ時代に同じくらいの力を持った3つの思想が揃ったら、国単位で起こる争いと同じようにそれぞれの「正しい」のために争いはおきかねないなと、そういうことも考えられて面白かったです。

全体を通して本当に世界観に引き込まれまて、原作をちゃんと知らない私でも楽しめました。あと殺陣が凄かったです!

その話も残り個々の話として……。

 

ソルと将熙くんについて。

将熙くんが演じているっていうのは一旦おいといても、私はソルっていうキャラが好きでした。ソルの考え方の話。

先に登場の話したいんですけど、あの椅子かっこよすぎでは…?なにあれかっこいい似合う…笑

そしてOP。十戒衆歩いてくるところ、DIORかなにかのモデルか?って毎公演思ってました。中央歩いてくるのかっこよすぎない?

この時点でだいぶソルを演じてくれてありがとうって思ってたんですけど、改めて感じることもあったりして。

将熙くんがソルに合わせて演じてるのが本来の正解なんですけど、もう分からないんですよね。2.5次元て。その人本人だったように思えてくるし、現実にいたらこんな感じなんだろなと、切り離して考えることもできる。

ソルを将熙くんが演じることに、キャラを知って納得した部分も確かにあるんですけど、実際観てみるとそれ以上だったというか、3次元での”ソル”をいう人物の表現に関してすごく感動しました。

うまく言えないけど、最初の私の感想だと「この役は合ってる、やってそう」、役者としては「どんな役でもその役に合わせる」、その結果、「似合ってた、すごく良かった」って話になると思うんですけど、それ以上だったというか。平たく言えば単純に想像を超えて、むしろ想像してなかったものまで見れて良かったになるけど、将熙くんのソルの解釈と表現が好きだったって言えばいいのかな。感情って言葉にするの難しいですね。タガステ におけるソルは”演じてる”という次元じゃなかったというか、そういう部分が見えた気がして、ある意味原作ソルが重なって見えるような、本物っぽさ?もあった気ががしました。うまくいえないけど、あれが憑依なのかもしれない。

将熙くん自身も原作を理解しようとして、ソルは裸眼の方があってると初日以外外したり、研究されてたからこそな部分とかもね。ソルはすでに原作のビジュアルがあり、声優さんもついているイメージしやすい役では合ったと思うけど、それをただ模範的に演じてただけじゃないってとこ。他の人が演じたらあのソルにはならない。ものすごく当たり前なこと言ってるけど、その部分に特に共感を覚えて感動しました。2.5だと原作ソル、舞台ソル、それとはまた別にどっちにも重なる将熙くんのオリジナルのソルが確かにそこにいて、私はそのソルが好きでしたって話でした。

長いよ話が。 

あと、話し方のイントネーションとか、抑揚とか語尾とか、ソルの声本当に美しかったですね。そういうそれって思うやつ!それに殺陣もね!!これツイッターとかキャスでもコメントしたけど、私が原作のビジュアル観てソルをゲーム内で動かした時に、ソルならこういう殺陣をするって思った殺陣そのままだったんですよ。そりゃそうかもしれないんですけど、足を開いて腰を低くして動く動き。あと攻撃を交わす時とか打つ時の回転下半身残して回るのマントが綺麗に動いてすごく好きでした。雰囲気もだけど、動きもちゃんとあなたはソル!!!

 

このあとは単純にソルの好きなところの話になるですが、ソルは自分の考えを押し付けるわけではなく否定もせず、全て「それも正しい」と認めた上で、自分たちを悪としようとしてるのがものすごく好きでした。カッコ良すぎる。確かにその考えは令和っぽい。

 もちろん平和主義なのでひっくり返されたら困るんですけど、それでも彼らは全てを認めた上で成し遂げようとしている境地があることは否定はできませんでした。かっこいいしか言えない。

目的のためとはいえ仲間思いなのもすごくいい。優しいとはまた違うかもしれないけど、大切にしているのは確か。それもまた新しい考えだなと思えてよかったです。 

あと、「俺たちは同志だ 」ていう部分と「何が違う?」っていう問いかけ。それに正義を貫こうとするから争いが起きるっていう考え。確かに何が違う?ってすごく考えさせられました。いや何もかも好きだな……。意味はない哲学書好きなところも好きです。

それにラスト!ソルという演出家が描いたシナリオにしても、「やっぱり許せねぇもんだな、仲間がやられてくっていうのは」ってところが!!最後の最後で出てくる布石がここにあったんだと、だからこのセリフだったんだと感動しました。本当は生きてるからね。でも仲間がやられてくのをみるのは耐えられないソルすごくいい。寂しがり屋って遊び心入れつつ全員つれてく、かっこよすぎる。かっこいいしかいえないな。

あそこの感情爆発させるところ公演毎にまた違うのもよかったです。全場面そうだな。この場面今日は笑ってるとか、無感情っぽいなとか。でもそれ全てが何かかけ離れたものではなく、ソルでした。

 一場面毎好きなの書きすぎですね。全公演分の感想書こうと思うとこんなにも長くなるのを初めて知りました。貴重な体験です。

 

十戒衆とオライオンの話。

十戒衆が原作だと女の子だと知った時は驚きました。でも結果的に多分舞台映えを考えたら合ってたんだろうなとそれぞれが戦ってる場面で思いました。本当に全員カッコ良かった。

特にアハトはどうしてもソル慕ってるから、つい出てくるたびにアハト!!ってコメントしちゃったりね。アハト吹き飛んでるところの転び方よかったです。

ニコニコのコメントでフューリーの「おめでとうございます」毎回打ち込むのも楽しかった。最近ガチャで出てくれて、女の子版の「恵まれてますね」きけて儚い…って感情になりました。

フィーア立ち方が好きでした。受動喫煙怖い。

ズィーヴァの双剣の戦いかっこよすぎた。オーティマと二人でカテコいじられてるのは笑いました。

ゼクスはすごい!!道化は毎回本当に道化でした。カメラで遊んでくれてありがとう!楽しかったです!!

オライオンは世界中を幸せにする部屋ありがとう。ていうか渡辺さんありがとうな面白さでした。笑 オライオン自体は騎士道が外道じゃなくて素晴らしかった。オライオンもオライオンなりの生き方が合って、それも間違ってないの良かったです。

 

聖教騎士団と舞踏兵団の話。

本来ならば真っ直ぐな正義を貫いているはずなのに、今作主人公が闇の槍となって正義を守るのいいですね。ストレートには行かない感じ。

クダンはカノンをみる目が本当に優しくて、眩しそうに愛しそうにみるのがよかったです。それに笑えるパートのところはめっちゃ頑張ってた。笑

原作の方ソルが出たタイミングで同じくクダンも出てたんですが、クダンの方がソルより闇っぽいなって思ってたら実際に闇落ちしてたんで、やっぱりそうなりますよね!って感じ。 

矛となるのか、槍となるのか。光に照らされ影になる槍となることを選んだクダンが「理想をすてろ」と言ってるところがカッコ良かったです。あとソルとの「御退場願おう」のあたり。クダンの方が本当に闇っぽく見えるのは、多分光が近くにいたからこそなんだろうなとか。ソルは自身があのロストブルーの太陽だから、本当に光を浴びることはなかったんだなって考えると切ない。

カノンは笑顔かわいい!!後半になるにつれてどんどん力強くなっていって、最初はかわいいだったけど千秋楽では最後が本当にかっこいいと思える姿をしていました。このカノンなら平和を任せられる。

オーティマ。OTM打ち込むの楽しい。オーティマ明るい声色から真剣な声のトーンになるところすごいですね。あたらせてよ、俺むかついてんだ、だったかな。ちょっと虚しい感じもありつつ語彙が怒りで上がる感じ好きでした。

バシーニのふみくんはもう五回目になるけど、何観ても安定感がすごいですね。バシーにもいい子だった。エクスカリバーが似合う。

モンゼイン団長は何回見てもボロ泣きした。この舞台本当にこんなに泣くとは思わなかった。🐗の大群楽しかったです。強かったんだなモンゼイン。ボケ倒してるのおもしろかったです。

セーダはかっこよかった!「明るくいて、ロードマスター」っていう声の優しさが生まれ故郷を心配する気持ちと混在してるのに気高くて…。ルートの戦いもかっこよかったです。あとオライオンの部屋はセーダ回好きでした。

カグラはクダンを思う気持ちとか、最後もだけど人に寄り添おうって気持ちが素敵だったなぁ。カグツチ!かわいかったです。あとぴょこぴょこしてるところ。

ヤウラスも殺陣がすごかった!早い…!双剣かっこいい。ルートとズィーヴァとの戦いはシンクロがすごく良かったです。蹴りが強い!!

舞踏兵団はラストの殺陣出ずっぱりなのも凄かったです。やっぱいメインキャストをメインで写してたのでそっちみちゃってたけど、なくちゃならない存在の安定感あってこそだなと感じました。

 

感想はもっと本当は毎公演細かくあったんですけど、流石に長すぎるのでまとめて。

面白かったなぁ。本当にモンゼインとアハトのところは泣いた。でもアハトは生きてた。あの絶望感最高でした。ソルがやられたところ、最後笑ってるところも最高すぎる。

次の作品もあると聞いて楽しみです!そしてこれ打ってる現在はまだタイムシフトは見れるので見ます。キャストはなるべくかわらないといいな…どうなるかはわかりませんが、素敵な座組みだなぁと思った思い出もあるので……。

なにより、次は生で見たいです!!それを願うばかりです。

 

最後に、千秋楽日前日に思い立って駆け足で描いた感想絵のっけて。

娯楽をいつも通りにうまく楽しめない辛い状況の中、心を救ってくれた素敵な舞台をありがとうございました!

 

f:id:zyozyo:20200328154528j:plain

f:id:zyozyo:20200328154538j:plain

 

とても親密な見知らぬ人 観劇

※あんまりあてにならないおぼえがきです。正解を考えたり語るのも野暮かなぁと思う部分もありつつ、せっかくなので思ったことを残しておきます。

主にここが好きだったとか、こう思いましたみたいな個人的感想です。出てくるセリフはだいたい曖昧です。役者の話と役の話はごっちゃです。誤字脱字はいつものことです。

  

 
舞台「とても親密な見知らぬ人 」 
シアターモリエール

 

 

ツイキャスで台本読んだら主演だった?みたいな話をされてびっくりしたけどW主演おめでとう!! な作品でした!

驚いた。2019年後半ほぼ主演。中央に立つ姿観れるのは何回だって嬉しいなぁと、素直にそう思ってしまうのがファンというものでしょうか。

観劇後は今まで将熙くんが出てこられたタイプの舞台とはちょっと違って、すごい素敵な作品だったなぁすごく思う。

これ毎回言ってない?ってくらいにいうけど、好きなタイプの作品。好きなもの多いんですよ私。幸せな人生ですね。

でもこれどこがどう好きだったの?と聞かれるとすごく言葉にするのが難しい作品。観劇後友達と話してて、波紋のように話が広がると言われてなるほどなーと思ったのを思い出しました。

そんな感じで、感想です。

  

 【本編のおぼえがき感想】 観劇日:27日 30日 12月1日

 

たまたま木曜日に半休を取らなきゃいけない憂鬱な用事ができてしまい、そしたら楽しい予定も入れたいというか早く観たい!!と当日券チャレンジで初日が木曜日となりました。

水曜日の本当の初日時点で観に行った方々の感想もよかったので、多分私これ好きだなと関心してたりして。これも毎回言ってる気がするけど、だいたい面白そうっていう直感はフライヤーのデザインとか、それこそあらすじの書き方とか、雰囲気でわかるようになりました。

あの日観に行って本当によかったし、もっとあの世界観を観に行きたかった。

 


全体を通して思ったところ。 

 

これ本当に説明が難しいんですけど、過去未来現在が入り乱れてる話が基本的に好きで、今回に関してはその境界線すらも結構曖昧というか、全体的にこれは全て「間坂二郎のながーい漫才でした」っていう落ちにもできるし、「事実」と「みんなで書き換えた漫才のような日常」を観ていたでも間違いじゃない気がする。

そもそもあの話は基本的には間坂二郎の脳内の話であって、ある意味全てが現実だったっていう解釈をしてます。

 

実際にあったこと。それを漫才として綴ったノート。そのノートに書き直された、付け加えられたエピソード。全てが間坂にとっては本当にあった事実になる。現実でおきたこと、実際にこうだったらよかったのにと思う書き足した人たちの暖かい思いと忘れられる辛さ、間坂の変わっていく世界への困惑と悲しい気持ちを、塗り替えられていくあったかい気持ちでいっぱいになっていくラストまで、どう言葉にしていいかわからない。

水野さんがパンフレットで「一つのシーンにいろんな感情を混ぜ込みたい」と書かれていたのが、本当にそうだったなと思います。

1シーンで多人数でていれば、それぞれの感情が違うこともあると思うんですけど、一人だったとしても、人の感情は1つの物事に対して複数の感情を持つこともあって。

嬉しいけど悲しい。楽しいけど辛い。幸せなのに不幸。憎いのに嫌いじゃない。なにか、そういった鏡合わせの感情がたくさんに散りばめられていたように感じます。

特に間坂父と間坂の関係性も。ピエロは理想=父親だったのも印象的で。

自分の越えるべき相手だと思っていた父親を、家族を笑わせられないで外では愛人とすごしている、基本的に嫌いなやつみたいな感情だったと思うんですけど、それと同時に憧れとか、こうだったらよかったのにっていう期待を持ってしまう立ち位置の人間だったからこそ、その人が期待に答えてくれぬまま、また、自分がそんな父親を見返すことすらできなく亡くなった?のは二郎にとっては永遠のトラウマになってしまったようにも思えて辛かったです。

実際、現実の世界として刺されたと電話を受けたシーンは「この頃が今思えば一番楽しかった」みたいなセリフをいっているから、時間軸的には回想シーンであってるのかな。あとここで「兄貴はどこにいったんだろう」っていうセリフから、なんか最終的に本当に兄はマグロ漁船に乗ってたのか?間坂自身が書いた長い漫才のネタか、もしくは誰かがどこかでノートを書き換えたネタだったんじゃないかとかも考えたりして。厨房担当っていうのもなんとなく面白そうかなとか。その後間坂が兄と会ってるシーンも、最後のほうに「兄貴?! 老けたな」のシーンしかないよね?あそこはやれなかった高校の時の漫才のシーンだと思うので、兄の存在は行方不明で、戻ってきたっていうことで誰かが書き直してあげた部分になるとすると、面白いなあとか。

ごめんここもしかしたら兄と間坂ほかに接触してたシーンあったかもしれないので曖昧です。

本当にいろんなことがごっちゃになってて考えるのが楽しいです。

 

あとは好きなシーンの話。

好きなシーンというとあれだけど、はじめから出していくとまず兄や母が消えて、なつが帰宅して間坂が混乱しているシーン。

一連全ての演技がすごくて、すごく印象に残りました。父の愛人だと思い込んだなつの存在と、なんではるが、っていう意識の混濁。間坂の中ではあの時の自分は高校生で、なつは忘れたけど自分の娘であるはるは覚えてるから、なんでこんなところに、でもそんなことより!ってなっているぐちゃぐちゃ感がすごくよかったです。実際混乱すると人ってありえないところにありえない人がいることよりも、現実におきてることを優先するのかもしれない。

襲いかかってるのに、すごく怯えてる感じは本当によかった。はるに突き飛ばされたところとかも。本当に困惑して怖がっているように見えた。そのあと、頭抱えて座る父に、「父さん、立って」って、はるが父の手をとるのは、その後鈴木を殺したっていう悪夢のような妄想に落ちた時の「父さん、夢だよ」っていうところの哀しそうに宥める姿にも繋がってて、なんだかすごく言葉にできないものがこみ上げました。手の握り方がね。人の体温で現実を思い出させてあげてる感じ。

その鈴木を殺したっていうシーンは襲いかかる演出も良かったけど、宮下さんが静かに泣いてるのにも泣いた。そっか、夢かって、大切な人を殺す悪夢は悲しすぎる。でも実際に決勝には行かなかった(行けなかった?)ことの後悔は悪夢で、鈴木や山田の存在も、多少なりともプレッシャーでもあり、間坂は本当に真面目な人間だったからこその苦しみ方をしていたんだなと思いました。俺のせいにするな、本当はずっと思ってたことなのかもしれない。

 

もう一つ好きなシーンは、間坂がはるに改めてプロポーズするシーン。何回見てもここも泣く。本当にここが一番耐えられない。

ここも間坂がなつの手をあまりにも愛しそうに撫でながら「俺の嫁さんこんなにかわいかったっけ」みたいなことを思っているのが、間坂は本当になつのことを好きだったろうし、それまでの流れもあって耐えられなくて……。

凄く幸せであろうシーンにどうしょうもない悲しみがあって、でも想いは本当にあったかいもので思い出しても泣いてしまう。たとえ「思い出すなら楽しい方がいい」と晋平のしたプロポーズを書いたものだったとしても、そのノートを読んでいる間坂の世界だったとしてもやっぱりあれはあの話の中での現実なんだろうなぁと。他の人の感情も込みで。その前のシーンで鈴木が泣きそうになって、これからお前らを傷つけてしまうっるわかってる間坂もね。でも優しい世界なんだよな……。

いやでもここの解釈がこれでいいのかはいまいち自信がないです。

とにかくすごくよかった。

 

シーンというか、全体的に漫才は本当に面白かった!さすがとしかいいようがないです。

それをやる俳優さんたちもすごい。完全に普通にコントを見ている感覚でした。川崎のエフペケ笑った。笑

 

あと印象的だったまるでうどんさん。

あれは、実際の準々決勝でもあったハプニングなんだろうか?でも結婚式場の方なんですよね。若い頃の話なのに現在(というのが正しいかわからないけど)間坂のビジュアルだったのは、むしろここもノートに書かれたものだったのかなぁとか。

というか最初は宮下さんのビジュアルの時と、将熙くんのビジュアルの時で時系列が分かれてるかと思ってたんですよね。

昔の話の方に現在の間坂で、今の話の方には将熙くんの方。で、将熙くんのほうの間坂が実際におきた話で、間坂がでてくるシーンはのちのノートの世界なのかと。あの白いゲートみたいなのも、最初は右に配置されていて、左に移って、そして「10年間の休憩です」(ここ、自分が犯罪を犯したと間坂が勘違いしてた部分と求刑も兼ねてる?)ってシーンから中央に移ったんですよね。それを考えると、中央になったシーンが丁度意識が入り乱れてる時だったとするなら、上の憶測があってる気もする。いやでも見てると本当によくわからなかったです。直感でそういうものだと理解した。

 

 

間坂二郎と将熙くんについて。 

 

2019年までの舞台を見ていて、役とか演技とか今までで一番好きだったのはゴールデンレコードの俊樹かなぁと思ってたんですけど、間坂の役良すぎた。

俊樹は、街のお兄ちゃん的な役なのが凄く好きで。今回の役ってそういえばはるもいるし一応父親役なんですよね。Get Back!!では息子役だったのに本当にいろんな役やってくれる(それ以前に妊婦の女子高生で産んでるので母親役までやってる役者なかなかいないのでは……)

間坂はW主演ということで、宮下さんと同じ役だったのも印象的でした。同じ役を同じ人が演じているのが1作品にでてるは以前に「男子はつらくないよ?」で見ていたけど、お互いに寄せてると思える動きや喋り方をするシーンがあったのは見ていて面白かったです。特に宮下さん、父が刺されたシーンを下着泥棒のシナリオに書き換えられた時の、高校生の時を演じてる感じの喋り方と動くとか本当に将熙くんぽかったです。

あとはわかりやすいところだとラストらへんの鏡合わせのシーン。あの辺の将熙くんの表情とか話し方好きだった。なかなか言葉に言い表せない。その後も結婚式の漫才のシーンも、二人揃ってるのはさすがでした。そしてシーンとしても面白かった。

 

間坂の好きなところというと難しいけど、今回の役で一つ好きなシーンにもあげたけど、怯えて混乱してる、出来事にではなく自身に驚いて感情がごっちゃになってるシーンが見れたのが凄くよかったです。本当に複雑なごちゃごちゃだった。記憶を探してる感じ。見たい演技が一つまた見れた気がする。忘れられない表情をしていて、かっこいいとかかわいいとか、今まで色々思うことはあったけど、今回は特にそういう意味で、印象に残る演技を見れたのが嬉しかったです。私が感じ取れた感情が深かったっていうのかな。それも凄く安定していた。とにかく間坂は、また観たい演技が見れて、もっと見たいと思わせてもらえました。

この役みたいな役をもう一回みたいとは、多分間坂でなければまた違うものになってしまいそうなので、それも難しい。とにかく、また好きが更新されました。

 

  そのほかについて。

他の役者さんも素晴らしすぎて語彙力なくなるよね。やっぱり特に思うのが、なつ役の原田さんと、鈴木役の福澤さん。そしてはる役の日向さん。

なつは全て素敵だった。芸人さんのお嫁さんだなぁと。ナチュラルに凄く演技が好きで、馴染みすぎてて。明るい感じも、苦しんでるのと二局がやっぱりしっかりでててとても好きでした。

福澤さんは閉店拒否以来でしたが、とりあえず将熙くん声かけてくださってありがとう…と私自身が凄く素敵な作品に出会えたのも嬉しく、ありがたい縁を結んでくださったなと感謝でした。そして久しぶりにみても凄く癒された笑 あと、カテコでお話ししてるの観てて思ったけど、福澤さんと宮下さんは、なんとなく雰囲気にてるなと思いました。好きな空気感でした。

日向さんはとにかく演技の力強さ、役っていうのもあるにはあるんだけど、そうじゃないパワーがあって凄く魅力的でした。好きなシーンにもあげてるけど、お父さんの手にぎるところね。優しくも可愛くも、生きてる力があって凄くよかったなぁって思います。しっかりとした娘だった。あととにかくやっぱり可愛かった。

個人的にはまるでうどんさんも好きでした。あと小田島さんたち!将熙くんかわいい花つけて結構しっかり踊ってるのが面白かった。笑

ゲストさんたちも面白くて、カテコで宣伝してくのもなんかよかったです。笑

 

 

現実は辛くて、苦しくて、でもこの世界はじんわりと暖かくて。悲しいけど、どうせ思い出すなら楽しい方がいい。人生笑ったもんがち。本当だったら落ち込んでしまうことも、間坂の周りには間坂が大切にしてきた人たちがいて、その分優しさが溜まっていて。美しく綴られた前向きな姿勢がこの作品は本当に素敵で好きでした。あとパンフレットとビジュアル、衣装、今回の作品はその辺もとくに好きでした。買ってあるので大切にします。

 

素敵な舞台をありがとうございました。まさかの人生、また会う日まで。

舞台「勇者セイヤンの物語(仮) 」 観劇

※主にここが好きだったとか、こう思いましたみたいな個人的感想です。出てくるセリフはだいたい曖昧です。役者の話と役の話はごっちゃです。誤字脱字はいつものことです。

 

ここまで何個か観劇の感想を書いてきて気づいたけど、やっぱりそれぞれ舞台で好きな部分や気になるところって違うものですね。

ある作品では舞台装置や照明が好きってなり、別の舞台では転換が好きだったってなったり。もちろんストーリーが好きなのもある。

自分が結構同じところばっかり気にしてしまってるんじゃないかって思ってたけど、そんなこともなかったです。どの舞台もそれぞれ素晴らしいと感じるところが違う。

今回の舞台みてて思いました。

 

 
舞台「勇者セイヤンの物語(仮) 」 
@シアター1010

 

とりあえず先にGet Back!!から続けて単独主演本当におめでとう!!!

ということで、2ヶ月連続空きがなく、しかも主演なのすごいなーと思いつつの観劇となりました。

なによりも驚いたのがタイトル!だいぶ前に多分シブゲキあたりの折り込みのチラシに再演か続編のフライヤーが入ってて、元々ドット絵のRPGやって育ったのですごく気になっていた舞台でした。

その時珍しく結構悩んだんだけど結局行くことが出来なくて(※年中ギリギリの予算で生きてます)今回将熙くんでるししかも主演て絶対行くじゃないですか!すごいご縁で本当にびっくり!!

心の中だけでも思っておくもんだなぁという、個人的に凄く嬉しかった話は置いといて、本編の感想です。

 

また長くなりそうなので一言でいうと

 

・話の構成が凄く好き。

・悪がどこまでも悪であって、悪にも正義があるタイプじゃないのが最高。

・だからこそおどける描写がはいる主人公の人間味が安心する感じがとても好き。

・戦うヒロイン最高。

・殺陣めっちゃかっこよかった!

 

  

 【本編のおぼえがき感想】 観劇日:25日 26日 27日


全体を通して思ったところ。 

勇者セイヤンの物語(仮)、RPG好きって言っときながらなんですけど、私横文字苦手なのでキャラ名とか、なんだかんだRPGといっても一番有名なドラクエをやったことがないので、若干置いてかれないかなと言う不安はあったんですが、全然そんなこともなかったです。

 

まず人数多いのにキャラ名が覚えやすい。

ビジュアルもそれぞれしっかりしてるから、誰かのセリフで出てきた名前と顔が一致しやすかったの地味にありがたかったです。ちょっとパロってたり、王道の名前だったりね。

キャラの魅力は本当にそれぞれしっかりあって、それがストーリーを圧迫もしないし、ストーリーとして必要な演出がしっかりとされてるのが印象的でした。

「にんげん」VS「モンスター」ってなってましたが、あらすじ通り一筋縄にはいかない感じ。王道っていう機動がしっかりとあってこそ邪道な部分が光ってると感じました。

 というか結構えげつない描写多かったなという印象。

そのえげつなさほとんどが、今回の話である悪役の名前を言ってはいけない「ジャンブルドア」によるもの。

兵士を正規雇用で雇わないし、国民にも酷い仕打ちをする王。最近の作品で悪にも悪の事情がある系が多い中で、シンプルに狂った人が好きなのでこの家族がめちゃくちゃ好きだった。問題だらけのキャメロン王国はそれでも繁栄してきたのは王の力で、その王が実際めっちゃ強いっていうのも最高でした。そしてジャンブルドア演じる加藤さんの物腰の柔らかさというか、役なので役としてではあったとしても、実際に書いてるのがご本人ということもあってか、すごい綺麗に馴染んていたというか……。とにかく王の言葉や演技がとても好きでした。

ていうか王による独裁政権ね。正規雇用と非正規雇用の話とか、ファンタジーなんだけど現実つらい部分がっつり出てたのはある意味わかりやすく馴染みやすかったのも、この話の好きなところでした。

 

そして好きなシーンの話。

えげつないって言った部分が、この舞台で個人的にとても好きな部分でした。

ストレートに言うとめちゃくちゃ人もモンスターも死ぬやつ。登場人物生き残ってる方が少ないくらいに一気にお亡くなりになられる。モンスターVS人間っていう構図で亡くなるならまだしも、この作品ほとんど人が人殺してるんですよね……なんか「RPG風アクションファンタジー」ってちょっとポップな感じだし、その殺害的な描写も柔らかい感じになってるところが多かったんですけど、よくよく考えてみるとオーバーキルしまくりだったのが、いい意味で裏切られたというか……。

確かにRPGの話って結構暗い話おいいよなと思い出させてもらいました。(※テイルズオブジアビスで沈んだ街は私のトラウマです)

嘘で同士討ちさせるし、モンスターとはいえ人間の子供にそっくりだなって言ったあとにトドメ刺すし、実の子供が命乞いしても殺すし、ヒロインは自殺するし……。

一番きつかったのはどう考えてもパイセンとその仲間。

嘘に重ねた嘘のすえ、誰も救われないって脚本演出媒体が違ったらもっとえげつない描写になってるやつだなぁと何回見ても心がえぐられるやつでした。加藤さんは虚淵玄なのか……?

でもあそこのシーンの、ジャンブルドアが「ちゃんと後片付けしなさい…」って去っていくところとかものすごく好きでした。表情も暗転する光も。目の前に広がる仲間同士の殺し合いに、後ろがのほほんとピクニックしてる図とか、狂気とか混沌としてて、殺陣も迫力があったので余計に危機感もあって。途中親子で会話がはいるのもよかった。

「私は嘘はつかない。晴れて正規雇用おめでとう!」ってなった後に、「全部嘘」ってバラすのも、自分たちが殺したパイセンの死体みながら絶望して、その後しかもあの三人も「でもその前に、王に対する侮辱罪で、三人とも死刑ね」軽やかに言って同士に殺されてしまうのも全部恐ろしい……。

あのシーンが強烈すぎて忘れられないです。

 

あとジャンブルドア関係で好きだったのもう一つ。

一面のボスが殺されるシーン。「人には良いやつも悪いやつもいる」って言ってるところで、「私が後者だったというだけだ」っていう、自分が悪いやつだというのは自覚しているのがよかったです。あと殺し方かっこよすぎでは。一面のボス好きだったんだけどな…ほんとこの舞台ばんばん死んでたな……

 

 好きなシーンセイヤンパーティー側で言うと、まずセイヤンの名乗り!

特に始まりの部分光がシルエットになって舞台に狭まってくの好きでした。

名乗りに関しては何回か出てくるけど、テンプレートの名乗りがあるとキャラクターってほんと覚えやすいし、RPGあるあるな部分とポーズもあいまって好きでした。これがまたラストの名乗りになると本当の目的はみんなが笑顔になれる世界を作ること、みたいなことを言ってるのがすごくいい…!セリフの言い方とか、セイヤンの成長を感じて!とても好きでした!

 

他にセイヤン関係でめちゃくちゃ好きだったのは武器屋の箱破壊シーン。

最初見た時は割と軽くだったけど、公演重ねるごとに荒くなってくのが最高でした。 しかもこの家の中にあるもの勝手に持ってくのほんとにRPGあるある〜!!ってなってすごく楽しかった上に、これすごいなって思ったのが、ラストにこの話の伏線が回収されたところ!!まさかラストにもその設定持ってくると思ってなかったんだけど、結構印象に残るシーンにしておいてから、ラストサラブレッド の着ぐるみ落としていくシーンで「拾ったものは自分のものにしていい」ってまさかのすぎて。序盤のシーンがさっぱりしすぎてると印象も薄くこのシーンもさらっと流せたんだろうけど、ああやって派手にやってくれてたからこそああー!ってなって。あまりにも脚本演出の流れ綺麗でとても好きでした。

 

武器屋の話は伝説の勇者のソードの部分も、結構お決まりな感じが好きだった笑

伝説の勇者のソードに関しては、26日夜にすごいタイミングで壊れてしばらく抜け出せなくなるくらい笑いました。千秋楽は抜くシーンで客席に落としたのは仕込みだったらしいけど、こっちが壊れたのは多分仕込みじゃない?ほんとうに綺麗に真っ二つに壊れてタイミングも壊れ方も絶妙すぎて、これが仕込みじゃなかったらこんな奇跡あるんだってくらいに笑いました。笑

 

あと印象的で好きだったのはスラウィムのこける効果音。かわいい。こけかたもかわいい。

要所要所RPG感のあるところ、特に戦闘に入る前のモーションも好きでした。立ち絵的なやつでいうと二面のボスが一番好きでした。あの細かく動く動きもそれぞれのポーズもRPGあるあるすぎる。伝説の勇者のソード抜いた時のジムビーンのナレーション部分はオジサンとセイヤンの下に黒い吹き出しみえたかと思った。

 

OPはあとあと思い出すと本編の早送りですね!(真)みる人で(仮)見てない人もいるかもしれないし、これをユーチューブにあげてくれたのはよかったんじゃないかなと思ってます。OP好きです。

 

全体的に印象に残ったシーンとか感想は以上かな。

最初ハイスピードで展開早!って思ったけど、全編通してみたら展開に強弱があったのがすごく物語に入り込みやすかった。というか飽きなかった。必要なところといらないところがしっかりしていて、シンプルにすごくいいなと思いました。

 

あとはそれぞれのこととか、人数多すぎるので気になった人たちとかだけ…!

 

勇者セイヤンと将熙くんについて。 

セイヤン!どなたかが終演後のブログにあげられてたけど、将熙くんがセイヤンでよかった!!

今回多分これシリーズだとしたら、勇者の旅の動機の部分で、勇者として活躍がたくさんあったわけじゃないんだけど、当たり前だけどすごく重要な役だった。

なんで将熙くんでよかった、っていうかっていうと、話の対比として明るさが欲しかったから。

最近の舞台見ていて、自分の感じ方が変わったのもあるんだけど、将熙くんの演技としての癖というか、味というか、この人じゃなきゃこうはならないって思える部分が強くなってきた気がして。今回がまさにそれだったように思いました。言葉にすると難しいけど、できる演技の個性と、その表現の仕方になるのかな…役に合わせた唯一無二な感じというか…。特に公演重ねてくと余計にそう思う。その代わり「じゃないように見えた」っていう部分が少し薄まった感じがしました。そう思うのがいいか悪いかは正直その時の役次第だとは思うんだけど、今回のこの役に関しては将熙くんだからこその明るさの表現がものがすごく出てたんじゃなかなぁと思いながら見ていました。めちゃくちゃ勝手な個人的感想です。これは演出家さんがその役者さんをどう見て脚本と合わせていくかっていう話にもなるのかな。

 

セイヤンの人間味溢れる憎めない感じとても好きでした。正義感溢れるものすごくいいやつ!っていうわけじゃないのが逆にほんとよかった。動機は人それぞれ!でも選ばれし勇者としての理由はしっかりある。正義も悪も基本的にはシンプルな感情でよかった。基本的に素直で優しいんだなって思いました。

ただ、三千万ゴールドのところの悪い顔してるのめちゃくちゃ好きだった。笑

三千万は俺のフィアンセだぞ!とか、どこまで本気でいってるのかわからない三千万に釣られてるあたりの人間味最高でした。王家のシーンがえげつない分セイヤンパーティーの明るさがすごく救われました。だからこそ、よかったな、って思う。

緊張感あるシーンからの切り替えもよかった。本気で怒ってるシーンからの電池切れ(破壊も含む)とか。ぱっと切り替わる感情表現が好きだ〜。

 

個人的には全然サラブレッドとかジャンブルドアみたいな役もやって欲しいんですけどね。太田将熙さんの演じるサイコパス系悪役みたいなーーー!(大声)

 

あと全然関係ないんですけど、将熙くんほんと毎回袖が追い剥ぎに合ってますね。

いや腕長いしすごく綺麗で縦とかダンス迫力あるので 全然いいんですけど、袖持って気がれがちなのちょっと面白いです。

 

  キャメロンについて。

25日百代さんだっただけど声聞いてびっくりした!!めちゃくちゃかわいい!!!

えっ人からこんな声でる??ってくらいに可愛くて、声優さんてすごい……って感動していました。みなみさんのほうも2回目だったのか…って後からしって驚きました。

キャメロンの役については、可愛かったけど、ちゃんとあの家族の娘だったんだなっていう部分がシナリオにくみこまれててすごく好きでした。モンスター駆逐してるシーンね。駆逐したい系王女様かっこいい。他の王家が自身で戦ってるシーンがある分、単独で戦ってるシーンはやっぱりないのとあるのとでだいぶ違うなと。ダンスになっているのもみていて楽しかったです。

あと、冒頭部分では抜け出したから追いかけてくる兵士をセイヤンに助けを求めていましたが、実際一人だったりしたらヨーグルンと一緒にいた時みたいな見下した感じで追い払って逃げてるのかもなと思ったのも良い。すごく王族の血。

そしてラストの死に際めちゃくちゃかっこいい。特に百代さんすごく細かいんだけど頭打った時の反動とかああ!ってなった。演技うまい。うまいついでにもう一ついうと、お母さん打ったシーンも、あの間の取り方すごくよかった。「あなたはパパとママの自慢の娘」みたいなキャラメロンの最後のセリフをほんの少し少し被せて打ってる感じ。あそこの一連のシーンも、キャメロンはあの家の血なんだなって思えて好きでした。

 

多分彼女は初期値セイヤンよりもステータス高いんだろうな…笑

ヒロインはできればパーティーに組み込みたいです。

 

サラブレッドとセイヤンパーティーについて。

そもそもセイヤンが多分コメディよりなんだろうなっていう先入観はサラブレッドのせいなんだよなぁと、改めて思うといい意味でにくい役でした。

お馬さんかっこよすぎでしょー!!美慎くんははたらく細胞で見ていて、あの優しい感じの役しかイメージ似なかったので今回みたら、あ、この人はどっちかといえばこっちの人なんだな、ってめちゃくちゃ納得しました。殺陣すごい。重さとか、腰の位置とか。一緒に見に行った友達に無双でてるって言われてとても納得しました。どちらかといえばそっちの人かと。

サラブレッドはいい役すぎましたね。ほぼ話の主軸を握ってる人で。やっぱりかっこよすぎました。兵にいた時も、馬をやってる時も。チャッピリンとの関係も。ジャンブルドアと決着をつけるシーンのところもすごくよかったです。

完璧すぎて逆にいうことがない……。

 

ジムビーンとスカンクに関しては日に日にスカンクのジムビーンへのあたりが強くなっていくのに笑いました。笑

あとジムビーンのキャラもすごく好きだったー。あの走り出しかたとか、二刀流とか。わあ本当の変態だ…って感じのセリフとか。チャッピリン切ってるところとか、いい意味で気持ち悪い感じが出てたのがよかったです。ラストも二面のボスに操られて首切ったところも、結末が自分のナイフっていうのがよかったです。あとゆらっと走り出す感じが殺人犯って感じだった。

 

王家と兵士について。 

もう結構全体の流れのところで話たけど、この家族とても好きでした。

キャラメロンもよかったーーOPで銃バンバン打ってるところ、ドレスが広がってめちゃくちゃかっこよかったです。子供達もやばい感じがでててとてもよかった。この子らが一番死体切りしてた。あとBGMがいい感じに不穏でしたね。それも好きだった。

 

兵士のほうは非正規雇用労働……!!!主婦のパートよりも低い賃金……!つらい!!!!!

主夫のパートとか、宿屋のオジサンが死んだシーンとか好きでした。踏むな。笑

殺陣とかもすごかったです。日替わり謝罪はめちゃくちゃ笑いました。

しかし、気づいたら生き残ってる人がいない……全体的に兵士達は辛かったです。

 

モンスターとモンスターハントレットについて。

二面のボスの見た目からもっと怖いキャラかと思ったら全然違ったのがよかったです。一面のボスはかわいい。関西弁にハリセンていうベタベタなところとてもいい。

 一面のボス2年目ってセリフ好きでした。スラウィムはひたすら可愛かった。サラブレッドと一緒にいて欲しかった。

ハントレットのほうは、チャッピリンかっこよかったです。メントシュの喋り方が頭から離れない。笑

コリャッタも人間だった!ここの三人は生きてましたね。

一面のボスと戦ってるシーン好きでした。なわぬけ!

 

そのほかについて。

踊り子さん圧強い!!日替わり要素が多くて楽しかったし、普通に梅田さんのキャラが好きだなと改めて思いました。

妖精兄弟もかわいかった〜。ヨーグルン亡くなるシーンは泣きました。私の心のオーバーキルやめて。

オジサンはひたすら面白すぎた。RPGあるある。

 

 

こんな感じかな。稼働するセットの変更が暗転じゃなくてNow loading中なのもよかったです。動くセット好き。

ただ照明が全体的にちょっと強かったなー客席にあたるやつ。何回かみてるとここでくるっていうタイミングがわかるので目を反らせたのでよかったけど、私だけだろうか……。

 

次は(真)ですね!まさかこんな早く続編みられるとは思ってなかった!

セイヤン大阪のみですがそのまま続投なのも嬉しかったです!年末みにいくぞ〜!!

次の作品も楽しみにしています!

 

 

最後に(仮)のOPはっときます。素敵な舞台をありがとうございました!

舞台 Get Back!! 観劇

※感想とか物語の思考とか……こうだったのかな? っていう考えと妄想がごっちゃなので注意してください。
素人の主観です。あと、楽しかったー!のみの感想じゃありません。
といっても、ここってどういうことだったんだろう? っていう感じのことなので、面白くなかった!とかそういうのではないです。
とにかく思ったこと素直に書き留めておきます。


※全文打ってみて、 ここがこうだったらもっとよかったかなぁっていう感想じゃない話になってしまった。そんな感じです。

 


舞台「Get Back!! 」 
博品館劇場

 

前回のゴールデンレコードの感想で初主演作品て書いてたけど、 今回は単独の初主演作品です。
とにかく最初の感想は主演嬉しい!!につきますね!! ほんと嬉しい!!!💐💐💐💐
主演という立場が舞台上どう関わってくるかは正直舞台に詳しくないのでわからないところではあったんですが、ご本人の気合とか緊張とか感じ取ると、 見る方もしっかり観たいなあと思っていました。

Get Back!!、 当初ヒューマンラブコメディと銘打たれた作品ということで( 途中からヒューマンドラマになった?) どちらかといえばヒューマンの方にスポット当たってる感じのお話かと思ってたんですが、 結構コメディ要素が多い作品でとても観やすかったです。
父親とうまく行ってない、 生きてる意味なんてないと思っている薫が自分の生まれる前にタイムスリップ するお話。
大筋は脚本演出である小笠原さんもいう通り、王道なストーリー構成だなとは思いましたが、 笑いのテンポも良く、 あと何より役者さんたちの渾身の演技もとても良くて面白かったです。千穐楽みてから思ったけど、確かに初めてでこれだけのものを作ってくるのはすごいなあと驚く。
ただ、いくつかちょっとわからない点があって、その辺の感想? というか思考的なものも含めて感想書いてきます。
  


【本編のおぼえがき感想】 観劇日:22日 23日 28日 29日


 
全体を通して思ったところ。


全体的に一番気になってしまったのは、 薫が20になるまで父以外どこ行った?ってところ。

1回目観た時からなんか妙に気になってしまっていたんだけど、 2回目全体を通して見た時に、 あれだけ父母は周りの人から愛されていたのに、 なぜ薫が生まれてから育児に参加していなかったんだろうっていう 疑問でした。
薫が「おじいちゃん!?」って驚いていたところからすると、 薫は祖父母とか物心ついてから面識はなく、寅ちゃんとも、 竜司と間違えるくらいに似てるのに面識がない様子。 大人になった20年だったらそこまで顔が変わっていてわからない こともないと思うので、 そうなると父は孤独の中子育てをしていたのかと。

なんで夏織の写真を捨てたのか。
夏織の話や昔話を正直に息子にしなかったのか。
不器用だから、の一言なのかなぁ……と。

だとしてもあの祖父母は自分の娘の子だったらほっとかなさそうだし、 そもそも会ったことないのはちょっと違和感に感じてしまいました。
山田太郎として薫があの家庭に入った時間軸が違っていたとしたら、 ラストの終わり方が冒頭とは変わっていたようにも思えるし、 時間軸は同じものだとするならば、 あれだけ絆があったように思える家族親友が夏織が亡くなったあと疎遠になってるのなんだか不思議でした。

あと山田太郎の存在、あの後どうなったんだろう。

あの時間軸のままなら父は存在を覚えてるはずではあるけど、 流石に父は夏織が亡くなった以外のことはぬけてしまってもおかしくないのかな。 

それが気になっちゃって、 初見若干物語に入り込めなかったのが正直な感想でした。
そこをもうちょっと話として冒頭あたりもう少し長めにとってうま く織り込んでほしかったかも。


それと、それぞれの兄弟間や家族間、 どの話もドラマがあってとても素敵だったんだけど、こう、 尺が足りない!もったいない!感じ。
個人的には、もう少し出てくる人数を絞っても良かったんじゃないかなって思っています。
その分、薫はなぜあんな感じに育ってしまったのか、 父はなぜ一人で抱えてしまったのかとか、 薫と徹の話にスポットを当てて二人の話として進むのも良かったのかなーとか。
特に徹。 一人だけ夏織が死ぬかも知れないっていうのを知らされてなかった徹。結構かわいそうだぁと終わってみて思って。他のみんなは夏織最後になるかもしれないと覚悟を持って同じ時間を過ごせていたのに。一人だけ置いていかれてしまっていた感じが夏織がなくなるところで切なくなる。
もしかしてここでそれを知らされてなかったのが原因で家族から疎遠になった?

あの場で手をダメにしてたけど、 どう子育てしてたのかも気になる……。

裏の主人公は夏織さんだったんだろうなと思う分、 夏織と薫の話は本当に良かった分、 徹もラストに救う一文があったらよかったなぁと思いました。
徹も冒頭悲しい様子だったので、 夏織の言葉を際立たせることもできたのではないかとも。

 

ラストに関しては、まず一つ。

薫が龍司に対して、「あえてよかった」ってセリフがすごくよかった。

生まれてきてあえてよかったとも取れるし、あの場で最初殴られて俺死ぬのか?みたいになってから、その意味で生きていてまたあえてよかったとも取れて好きなシーンでした。

そのあとは、薫が夢を見つけたのはいいなって思うんだけど、 大工になりたいったいう夢を持った理由のところで、 父の背中を見てってわかる描写があったらよかったな〜
大工姿で仕事してる父かっこいいみたいな。 作ったのも犬小屋じゃなくて例えばベビーベッドとか。薫が自分が父にも愛されてるとかわかる風に組み立てられてたら良かったなって。それでいて、 ついでに犬小屋も作ったっていう落差があったらよかったなーとか 。
他にもあの家に関するものを作ってて、それを見てとか。
ここは別に辻褄が合わないとかではないんだけど、 だったらよかったなーって話です。

 

あと、ラスト手紙もなんて書いてあったんだろうと純粋に気になりました。

太郎のことをなんとなく察していた夏織が亡くなる直前に手紙を渡してたなら、締めに手紙を読むシーンがでてきたりしたんだろうか。

とりあえず重要そうに手紙を渡していたので気になりました。

 

 

それぞれの役について。


寅ちゃんとゆっこは個人的にとても好きでした。

夏織、徹、 寅ちゃん、ゆっこ。

ゆっこがカウンターで料理作ってるシーンの二人が好きでした。

この二人に関しては、過去夏織を取り合ってる中の話にゆっこの話があったら、 なぜ寅ちゃんはゆっこに惹かれてったのかわかってよかったかも。 ゆっこはいつからあの三人と友達だったのかがわからないんですけど、 でも寅ちゃんがお前は変わらないなみたいなこと言ってたから、 多分昔馴染みなはず?
夏織が徹と結婚するからゆっこに乗り換えたように見ようによっては見えてしまうかも……。そもそも最初からゆっこが好きだけど、 徹と張り合ってただけ、はないか……
キャラがとてもよかっただけに勿体無かったかなーという印象。

 


8浪さんの演技好きでした!!
ただ8浪さん、 8浪してたのがただサボってたようにだけ見えてしまったのはもったいない……私だけかな。 おちゃらけてる部分が際立っててすごくよかったんだけど、 最後に秋恵が頑張っている姿はかっこよかったと言われているところ、 観客的にはその頑張ってる姿が言葉としても出てきたところがないので、ただサボって浪人してただけにように思えてしまって…… そうなると親の金で暮らしてるし、 あんまりかっこいいの言葉に共感もできなかったのがちょっと残念です。

でも一番泣きそうになったのはここのシーンでした。 演技が良すぎる。
頑張ったら報われるのはいいけど、 親が倒れないと気付けないっていうのは本当に人間というやつは… って感じで好きです。このお話の趣旨に合ってたと思う。

ちなみに、友達に言われて気づいたけどすしざんまいは1999年の時点では無いネタでした。 1999年のネタで揃えてたらよかったかもしれない。

 

夏織の両親も演技がめちゃくちゃよかった!! どっちもチャーミング!
娘のことも大切だし幸せに暮らしてるのかよくわかった。
ただ娘が亡くなるかもしれないって聞いた時、 しかもそれを太郎から聞いたのに、 反応的にあんなものになるかなぁとちょっと考えてしまった。 というのも、 太郎に向けて、「何かできるなら手伝う」というセリフが入ったから。 自分の娘に何かしたいって気持ちは、言い出した本当か嘘かわからない孫のセリフで、手伝うになるのか…と。でも演技として、あの二人が娘二人を好きなんだなーっていうのはたくさん伝わりました。本当に両親よかった。とてもいい人たちだった。あと千穐楽のママ可愛すぎた。パパの手とってほしかった。笑

 

秋恵に関してはなんで歌を歌おうってオーディションうけてたかの エピソードが欲しかった。歌はめちゃくちゃうまかったです!あと可愛かった…!!
歌が好きの中にも、 あのお父さんと結構絡んでたし、「お父さんが褒めてくれたから歌手になろうと思った」等の一言あったらよかったな〜 そしたらここも父と娘の絆ができたのではないかと。
ちなみに、登場時は薫が自分の家にいたことに驚いていたので、 もっと薫と絡むのかと思っていました。 ここでラブコメ発生するのかと思ったら全然そんなことなかった。
秋恵が夢があってオーディション受けてることを薫に打ち明けると か、 そこで薫は「自分はなんのために生きてるかわからないから夢があるのが羨ましい」とか、 あったら、薫という人物があの仲間たちに囲まれて変わろうとしている部分が表されたかも。
タイムトリップ先の人間だからラブコメは冗談にしても、 そういうシーンとかあれば話が深まったかなぁと思いました 。


 

先生と柚月さんに関しては、どちらとも美しすぎた。それに尽きる。

これ本当に個人的に思ったことなんですが、先生と薫が話してるシーン。

薫が「俺じゃなくて夏織さんを助けて欲しい」っていうシーンがちょっと初見わかりづらくて、今でもこの解釈であってるのかな、っていう感じ。

なんだろう、うまくいえないけど、「仮に夏織をここで救って、太郎という存在がいなくなっても、どちらにしろ別の因果で夏織は死ぬことになるかもしれない」みたいな、もうちょっとバタフライ・エフェクト的な強いインパクトがあったほうがよかったかも。先生はどうして薫の話で夏織が死ぬと断定してしまったのかがわからなくて。

薫も、救えるかもしれない母に対してあの根拠のない説得で引き下がってしまったから、もうちょっと納得できる強い言葉が欲しかったなっていう印象でした。その方がその後の薫の生き方や感情にもっと関わってきた気がする。

先生のセリフがダメだったわけじゃないんだけど、「今をどう生きるか」の言葉にも、その方が繋がっていったんじゃないかなあっていう勝手な考えでした。

多分私以外はこれは納得してる気がする。

 


薫と将熙くんについては、 この役台本だけもらって1から感情を作っていくのは、 本当に大変だっただろうなって思いました。
ほんとに難しそうな役だった…… 現在では父親や自分自身にイライラしてたり、 なんとなく過ごしている様子から、 突然タイムスリップするっていう振り幅。 タイムトップしてすぐはわけがわからないといった感じの演技好きでした。戻った時、特に好きだった。
喜怒哀楽が本当にいいなぁと。声に特にでてるなぁと。 あと戸惑いながらも飲み会の歌やダンスの席にいる背中姿がとても好きでした。

薫自身は、本当に一生懸命生きていたイメージが強い。

舞台上でそれぞれの人生を傍観して、 生きる意味を探していた感じ。 そして生まれてくる自分という命と夏織に対して複雑な感情を持っている感じが好きでした。

初めてあった命懸けで産んでくれた母親に何かしたいという、最初で最後の親孝行。

育てれくれた記憶がない分、親子の絆とはまた違った感じの複雑な情景がよかったです。

だからこそもう少し焦点を当てて感情をもっと知りたかった!

前に出ている仲間たちを観ている姿で読むとかだけではもったいない気がして。

名前を決定するところは、 静かに泣いている感じは本当に息子でした。演出も良かった。
薫の今後がいい人生になったらなぁと、願うばかりです。

 

 

そのほかについて。

 

日替わり部分の導入は内容もすごく良かった。
役者さんの力がすごい。
繋げ方も良かったです。 そして28日の昼はゲストよりも主演のが面白いことしてて笑った 。笑

千秋楽も見た目のインパクトと中身の繊細さとかほんとうに笑った。
とにかくどの公演も楽しかったです!
 

 

 

 

いろいろ、ここがこうだったらなーとばーっと打ったけど、 でも面白かった!面白かったんだ!!!
本当に笑えるところはテンポが良くて面白くて。 役者さんたちがたくさん光ってた!特に千穐楽は、もう内容を完璧に知ってるのに、演者さんたちの演技に引っ張られて泣いてしまうっていう経験をしました。いい演技を見るってこういうことなんだなと、本当によかった。
ストーリーの辻褄の部分が個人的に惜しいなってところだけで、 ここのシーン入れたかったんだな、 削れなかったんだなっていう物語を作る難しさも感じられてある意味新鮮なものを見させてもらいました。憶測ですが、これ倍くらいの量の設定とかシーンがあったんじゃないかな。でもほんと、これが初めて作った作品なのかーって思うとスタンディングオベーションで拍手を贈りたくなる気持ちそのままあの場で体感できてよかったです。

だから脚本として、小笠原さんには今後に期待!! って感じの気持ちです。本当に!

 

ここまで読んでる人がいるかはわかりませんが、言いたい放題で気分害してたらすみません…。ほとんど感想という感想でもないかもしれない。

でも見たからには素直に思ったこと残しておきます。

次の作品も楽しみにしています!

ゴールデンレコード 観劇

※感想とか物語の思考とか……こうだったのかな?っていう考えと妄想がごっちゃなので注意してください。主観です。
ツイッターに投げてたのもある。だいたいどこから目線なのかわからない仕様
キャストと役名の話はごっちゃに出てきます

 

あと相変わらず誰が読むの?ってくらい長いです。自分が楽しいからそれでよし。


舞台「ゴールデンレコード 」 
@あうるすぽっと

 

 

タイトルとあらすじが出た時からこれは多分好きなやつって思った直感ていうのはだいたい当たるもので………

好きな俳優である太田将熙さんのね。初主演作品です。思わずフルネームで書いてしまうけど、こんなところ読んでる人だいたいツイッターから来てる人だから知ってますね。

 

先に言ってしまうとわたしはこの作品で初主演という立場で舞台に立ってる姿を見ることができてよかったなーっていう感想です。

なので基本的には楽しかったなっていう感想文になります。

 

「宇宙」と「刑事物」と「相棒」が大好きなわたしにとってこの作品の要素はわたしのために書かれたのか?っていうくらいのあらすじで好きになれるものでした。

ゴールデンレコードといえば、調べてすぐ出てくるのはボイジャーのゴールデンレコード。

タイトル通りに使われてるのだろうかって思ったら、そのままのゴールデンレコード でした。宇宙には夢が詰まってる。ロマンのかたまり。

そして、刑事とアンドロイドの凸凹バディ。

友達にも言われましたが、わたしが好きそうなものを将熙くんて出てるよねと。本当にそれ。びっくりするぐらいにみて見たい作品や役をやってくれてる。ここまでくると何かそういうの感じ取って好きになったのかもしれない。

好きになった人が好きなタイプに作品に出てくれるって、こんなに幸せなことないなと、しょっぱなから重めの内容関係ない感想吐き出しつつなんですけど、そんなこと気持ち悪い感想は置いといて、とりあえず内容ざっと感想にしておきます。

 

 

 

【本編のおぼえがき感想】 観劇日:20日 22日 24日 29日(昼夜) 30日(昼夜)

 

こんな同じ作品みたの初めてだったな……でも初日と各土日で演出あまりにも違いすぎて短期間で3作品ぐらい見たボリュームでした。

 

いやーー面白かった!!単純に笑いという意味もですが、ストーリーとか演出とか個人的にこういうところが好きって思うところが多い作品でした。

まず20日見た感想。ストレートに面白い!過去作品の評判とか、どういったものを作ってる劇団なのかはなんとなく調べていたので、そんなにシリアスだったり変ないじりの入るものじゃなさそうだなーとそこそこ気をゆるめていったんですけど、自分にはあってたに尽きる。

とりあえず話の本筋が面白い。凸凹バディの刑事物と世界観の背景。冒頭の入りから結構なくせの強さは感じましたが、でも嫌いじゃないなー!て程度のもの。

 

語りたいところ多いので一つ一つ行こうと思うんですけど、とりあえず舞台上の演出や照明について。

 

まず舞台セット。

最近気付いたんですけど、わたし可動する舞台セットがめちゃくちゃ好きみたい!

伊万里さんが千秋楽三日後にやってた番組であのセット「盆」て入ってたけど、あれ面白くない?!

今まで見たことある中規模舞台での可動系ってジョン万次郎のやつが一番すきだったんですけど、これも好きだなー!面白くない?!(2回目)

場面三箇所を回して作るの。今回の舞台ギリとはまた違った場面転換の面白さと綺麗さがあって、それに今回のはもっと細かく場所が変わるのにああいう舞台装置を使うのってすごいなーって思いました。

というか演出脚本がそもそも、まず高山の妄想から始まり、こういう理由でこいつは配属移動だ!っていうのが流れてからの、子虎の時代背景の説明。ここの時点でなるほどーってだいたいの設定を説明をとして教えてもらえたのは、ギャグが多い作品なだけに見てる方として楽だったなーと後から思いました。あとあの妄想本当腹なっちゃいらないんだけど、でも本当にいらなかったなってならない程度なのよかった。

そしてそのまま組長マイク持ってが出て来て(マイク持ってるのが重要。場面変わったのわかったので)そのまま透子ちゃんがキャバレーで新曲お披露目(盆が回って全員出て来てOP)の流れがあまりにも綺麗すぎました。

舞台の使い方のうまさに舞台ってこういうことができるんだって本当に驚いたし、単純にわたしがこの演出とか登場の仕方が好きだった。キャバレーで歌う歌姫に刺す光から、盆が回ってみんな光を影にして登場するの。初見だし将熙くんどこから出てくるかなーっていうそわそわも合間って、逆光で回って登場するのかっこよかったんですよ…感動しました。

 

そしてね、そんな話の途中に出て来た照明のお話。

 

この舞台、照明もマジですごかった!!

初見から流石に照明を細かく気にして見てたわけじゃないけど、初日の時点で雰囲気が変わるところの照明と音楽の変化がめちゃくちゃ良いって気付いてしまうくらいよくて。

本当に冒頭の部分なんだけど透子ちゃんが去って、大下と組長がアンドロイドバラバラ殺人事件の話をしだした時のところの人の影を壁に映す感じの変わったところにグッときました。わかって欲しいこの感覚。こういう刑事物とかスラム街の作品てやっぱり影の演出でだいぶ印象変わると思うんですけど、証明って照らすだけじゃないんですよ。空気や空間を映し出してる。どの場面もすごくよかったです。

大きくわかりやすいところで言えば透子ちゃんの悲しい歌のところの演出だったりとかなんだろうけど、個人的には

 

・冒頭、キャバレーアルカディアの大下が組長へ聞き込みしているところ

・子虎が高山の財布盗んだところの「アンドロイド達の楽園さ!」って光で視界が広がったところ

・高山父と片倉がリンゴ社へ潜入したところの工場のファンのような回る光

 ↑その光が組長が鍵開けて中枢部のロックが解除されて盆が回った時光も早く回ったところ

・アダムとイブがどうしてできたのかのシーンの「二人の人間になったのです」のところ、一つの光が重なって別れるところ

・ラストのゴールデンレコード合唱 静かに消えていく光の色

 

言葉にすると思い出して、やっぱりよかったなーって思えるからいいですね。脳内レコードに刻まれました。記憶って素晴らしい。

 

そして音楽とSE。

わたしの感想まとめてないのも含めて毎回SEの話だしすぎな気がするんだけど気のせいかな…なんでかすごくSEのずれとかあってないと気になってしまう……。

主題歌である「ギャラクシワールド」と「ゴールデンレコード 」は言わずもがななんだけど、とりあえず劇中の音楽すごくよかった。音楽の入りだけ大きくしてるところとか。SEもめちゃくちゃ合ってて、これは役者さんたちもすごいなって思うんだけどどこにも違和感なくてよかったです。あと鍋開けるところとか知ってる音流れるとちょっと面白い笑

機械音とかもよかったなー。大下が子虎のスパナ頭で受け止めたところとか、工場の中枢が空いたところとかは光と音でどういう場面なのかがよくわかった。

そう考えると、照明、舞台セット、音楽って全部繋がってて狂いがでちゃダメなものなんだなって改めて思いました。基盤がとにかく好みでよかった。

あとあうるすぽっと音響めっちゃいい。ロビー広いし駅直結だし好きになりました。

 

 

 

物語全般について。

 

まず突っ込みたいけど、令和が50年続くとしたら天皇おいくつだろうってところかな…別にそこは気にしてないけどあとから友達に言われて確かにって笑いました。細かいことは気にしない。未来はどうなってるかわからない。

 

アンドロイドが普及した世界の流れが冒頭あったの面白かったです。

わたしは毎回ソルトくんが自分でハードルあげて何言い出すのかを心から楽しんでいました。すでに初日のアンドロイド握手会が好きだった。齋藤さんはすごい。

 

最初にも書いたけど、お話自体はストレートに面白くてすごく好きでした。

 

優秀だけどやる気のない主人公が悪いことしてないのに左遷され、

スラム街みたいなところにある署に配属される。

そこにいたクセの強い仲間達と、

自分が嫌いなアンドロイドとバディを組まされることなる。

いけ好かないと思いつつアンドロイドバラバラ事件の調査へ乗り込み、

バディとの喧嘩やなんやかんやあり、

実は自分の死んだはずの父親が絡んで……?

 

作りとしては起承転結のしっかりした王道もの!でも今回の話で面白さを倍にしてたのは、演出とか小ネタだったなぁと。

あと思ったよりコメディでしたね。シリアスな場面かなと思ってもセリフが面白いものだったり。振り幅が大きくないのが逆によかったです。

わたしが今回の舞台をすごく楽しく見れたと思う一つに、ネタとして人を下げたりいじったりするものが少なかったからだなぁっていうのがありました。

人で笑いを取るものじゃなかった。きつい言葉とかもなかったし。役として全力でふざけにいって、丁寧に回収されるか流されるかボケ返させれる(笑)

笑いの質が自己完結型だったなと。演出やセリフで笑わせにかかってくるもの好きなんですよ。パフォーマンスで笑わされる。だから本当に笑いの質が自分にあっていて、何回もみるのが苦にならなかった。それは日替わり要素もあるし、そもそも初日と最終日だとあまりにも違いすぎてびっくりしたのもあるけど。笑

 

笑いって難しいですね。好みだし。版権ものが苦手な人もいるだろうし。私はその時その場にいた人しか見れないアウトネタとかも、生物らしくて好きなんだけど、それが中心となるものだと余計に好みは分かれるのもわかる。

でも、やっぱりそこも含めて私は好きでした。

そもそも大筋のネタは衣装からしてあれだしね!笑

 

そのあれの話ね!

まずビジュアルが出て来た時、スーツ姿はかっこいい!ってなったりし、私服は外ハネの髪型だー!って喜んで見てたんですけど、どら焼き食べてるから。笑

これはとりあえず将熙くんがアンドロイドかな?って予測は立ててましたが、まさかそのまんまそのネタだとは思わないじゃないですか

初日、舞台上で竹とんぼいじってるのも目に入っててふふって笑ったけど!ラストずるいでしょ!!笑

ずーーと独特な形してる電柱が始まる前から気になってたけど!土管もあるし!セリフでも少しずつそのネタ出してくし、ラスト引き出し中光ってるし!

どう見たって俺たちあれじゃんて!!そうくるかーー!ってもはや感動しました笑

 

でも不思議なことに面白いのに、本当にラストのシーンは感動したんですよね。

前情報で米山さんは「愛」の人みたいなのを見ていて、まさしくそんな感じだったなーって思います。あったかかった。あとまた言うけどここも光の演出が好きでした。

ゴールデンレコードの曲も良かった。愛だったなぁ。

あと宇宙規模で考えると大体のことはちっぽけなことっていう考え方好きなんですよね。宇宙なんてわかんないことだらけなんだかあんな感じの宇宙人いてもいいちゃう?っていう感じ。誰も正解なんてわかんないしね!適当にできるのもロマンです。

 

全体的にシリアスな場面も暗いものじゃなかったから、ライトでよかった。本当の悪もいなかった。片岡充いいやつだった。

感動できるシーンはちゃんと感動もさせてくれる。というかすごくあったかい話、大好きでした。

 

いつもだったらここはこうだったらなーっていうのあるけど、全体的には今回本当にないな……しいてあげるならいじられなかったスモール⚪︎イトが気になって仕方なかったです笑

 

 

もう十分長いけど、ちょっとずつ個人のこと

 

 

大下俊樹と将熙くんについて。(相変わらず気持ち悪い感想しかないです)

 

この感想文の最初の方に「将熙くんはみて見たい作品や役をやってくれてる」って書いてるんですけど、私が将熙くんで見たかった役の一つに、「主人公の隣にいるめっちゃ美味しいボジション役」っていうのがあったんですよ。

で、それ前々回のギリで結構いい感じに願いがかなっててやったぜ!って思ってたんですけど、2.5であるブラックバードは置いといて、次はどうなのかなーって思ったら、今回はW主演のバディものじゃないですか。

なんとなくじゃなくてちゃんとした相棒もの。しかも主軸。主演。座長。刑事でアンドロイド。すごい。もうやってほしいことてんこ盛りすぎて一周回ってすごく冷静になりました笑

 

初日から千秋楽まで総合的に見て、主演だというのを抜きにしても、私は将熙くんが今まで演じた役の中で一番好きかもしれないなーっていう印象でした。

大下俊樹。熱い男でしたね。前回の舞台の相模は内なる部分が熱いクールな役でしたが、今回は真っ向に熱い役。でも基本的には落ち着いていて、暑苦しいまで行かないスタイリッシュさがあったのが将熙くんの味なんだろうなって見ていて思いました。台本読んで見てこの役は将熙くん以外が演じたら一番別ものになってた気がする。

 

透子ちゃんを気にかけてたり、子虎に大下さんと慕われてたり、多分あの街のアンドロイドにすごく好かれ慕われてそうで、お兄ちゃんみたいだったのも良かった。

それでいて署内では勝手に低予算で作られてポンコツ扱いされてて、でもそんなにそれを気にしている様子もないポジティブさとかも大下くんすごく好きでした。あの署だからこそなのもあるんだろうな。子虎を落ち着かせるところ、今は俺には仲間がいる!ってきっと港署にくる前は邪魔者扱いられたりして一人だったんだろうなって、あの署やアルカディアと言う街が好きなのも伝わってきて良かったです。

あと、運動神経がめちゃくちゃいい。片手で側転とかしちゃう。机飛び乗る(一回電話壊した)でも捜査ではちょっと抜けてる。人間より人間らしいオンリーワンのアンドロイド(どこかの回で両手で1を出してたから、高山につっこまれてたのは笑いました)

 

日替わりの小ネタに関して突っ込んでくときりがないけど、とにかく歌もうまかった!笑

ツイキャスで話されてましたが、齋藤さんと二人で考えてたっていう歌ネタ、リアルフェイスのネタギリギリでの入り方とあっあーがうますぎて本当に笑った笑

大下くんは最初から最後まで小ネタは挟むけど、基本的にはキャラクターの芯が主要キャラでは一番ブレてなかったなって印象でした。というか高山も他の人もボケるから、結構ストーリー進めるために頑張ってたなって思う

 

将熙くんは基本的にボソッと面白いこと言うとか本当に突然の一発ネタ仕込んでくるのがめちゃくちゃ面白いなって、基本的めちゃくちゃツボでした。

ぽんぽん〜コツコツコツ太郎って歌うところの違いとかも面白かった。笑

 

あとねーここから真面目な話なんですけど、

演技の細かい上手い下手って、基本的にわからないから語れないんですけど、でも私の中で物語に引っ張ってくれて、違和感なく溶け込んでいる役者さんがやっぱ一番すごいと思ってて。多分それって基本ではあるし、上手い人ってそういうことを指すんじゃないかなとも思うんですけど、今回の将熙くんてまさにそういう人だったなーって思いました。いやいうて前回も同じようなこと言ってただろうけど、今回も本当に忘れてた。大下俊樹だったし、太田将熙ではなかった。

演じててるキャラクター以上の癖や本人を感じることがないって、細かく言えば滑舌や動きとか本当に演技として基本な部分もなんだけど、悪い言い方をすれば目立たないとか個性がないって取られそうな部分の話かな……これ言葉にするの難しいな。そもそもその個性とキャラクターのすり合わせで生まれたものが舞台上で生きているわけだから、その脚本のキャラクターをどこまでその役者さんがの飲み込んで演技をしていて、なおかつこちらにこのキャラはこういう人ですよ!っていう伝える力の話かもしれない。今回その部分がすごく濃くでてて、溶け込んでて、すごいと思いました。だからこそ好きになった。いいお芝居を見せてもらった。

 

多分本人や上手い人から見たら全然まだまだなんて部分は絶対にあるものだけど、観客として今回の作品としてすごくいいものを見せてもらったなーって、毎回思ってるけど今回も思ったからよかったです。何回でもいいます。基本的に今回はいまいちだったっていうの本当にないんだよな……うーんもうちょっとここはこうとかも、こんな誰が読んでんだっていうブログ程度ならかけたらよかったけど、本当に特にない……

 

あと最後に、カテコで太田将熙に戻る瞬間てやっぱり何回見ても感動しますね。初日が一番それを感じたし、嬉しかったです。

 

 

 

高山と伊万里さんについて。

 

将熙くんのことをマイバディー♡っていってくれた伊万里さん、思った以上にボケの人だった!笑

ていうか高山が一番初日と中日と千秋楽で違いすぎてて笑いました。挑戦していく男だ……。

前情報として刀剣乱舞の長曽禰虎徹で、結構ふわっとしてる人みたいなことを聞いてたんですけど、リアルにみるとあっし長………あと身長でか……黒スーツめっちゃかっこいいのに黄色いスーツで面白いことやってるののギャップがすごかったです。いやもうギャップしかなかった。あと伊万里さんのお花はなんか個性がすごかった。ファンと役者さんの味がでるのって面白いですね。

 

高山に関しては三部作ぐらいに分けていいたいことあるんですけど、ます初期(初日)

ほぼほぼ台本通りのボケのない高山ね!!ちょっと気だるそうな感じで、本当にアルカディアにうつってきたの嫌だしロボットと一緒に捜査しなきゃいけないしって、高山って結構やる気のないキャラクターに見えてたんですよ。で、ラストは大下ともバディらしくなる!みたいな。

んで、中期の高山ね。

なんかちょっとずつボケ出してるし、まず最初のアレクサーまでのネタがだいぶ攻めてきている。パンティとブラで遊び出しててアンドロイドが充電器の話しているところとかどっちみればいいかわからなくなってきている。

いまりんキッチンで高山父は音波をおっぱいと聞き間違えるくらいだからエロ親父で、その血を注いでる高山も多分むっつりスケベ見たいな解釈をしたって言ってらしたけど、本当にそんな感じにどんどんなっていってた。

ただいまだそこそここっちもスタイリッシュな経理!って感じ。

後期。

もはやお前だれ?! くらいにはっちゃけててめちゃくちゃ笑った。笑

ネタ拾いきれないくらいにボケてるし、ボケ被ってるし、小学生みたいなネタになってるし笑

挨拶で「ホチキスさんは面白いノリだから自分ができるか不安だったけど、僕めちゃくちゃできてますね」って笑ってたけど誰よりも楽しそうだったし、周りが引っ張られてるのもわかったからすごい人だなーと思った。ただキャラ変わりすぎて割と中期くらいのまだほどほどに頑張るって感じの高山が私は好きでした…笑

どこかの回でもヤクルトレディにもイケイケすぎたのあったんだよな。配属初日からぶちかますスタイリッシュなキャラクターになっててすごかったです。

でも高山父のテンションも高かったから、高山ってもともとは小学生みたいなノリやテンションのほうがあってたのかもな

暑苦しい!と大下に高山が振り回されるのが初期で、ちょっと落ち着け!って大下に高山が窘められるのが後期って感じ。どっちにしろ結構似た者同士な感じは好きです。どこの回みても高山は確かに高山だった。

 

 

港署とかその他気になった人。

 

他の人たちも初期から後期のボケのレパートリー!

基本的にインティライミも突然のアドリブボケじゃなくて練りこんで来てるのがはっきりわかる一発ネタなのすごく好きでした。というか斎藤さんのネタがツボすぎた。インティライミ面白すぎる。途中から中町インティライミの自己紹介シーン、ボケ入るようになってそこのネタも面白かったです。人気になってテレビに出るようになって食べたティラミスの話とかラストはなんかインティライミのこと知ってる人!みたいなのとか。

そして歌が上手い。透子ちゃんとのデュエット綺麗だったー。透子ちゃんはイブとの違いもすごかったです。可愛かった。

 

ヤクルトさんもキャラが濃かったー後半こちらも邪魔しない程度にやりたい放題なかんじ。いや思いっきり回想シーンは邪魔してて笑ったけど、たかたかに関するアレソレも大筋のムシキングもなんか第三形態まできてたし面白かったです。笑

 

個人的にキャラクターとしてすごく好きだったのは古井と組長!

いやまじでカメラで返事するの面白かった!それだけでもキャラクターとして面白いのに限られた中で後半ボケねじ込んでるのも面白かった。組長は何回みても透子ちゃんガチャンて笑うし、楽屋ネタ長くなってくし、アクション楽しかった!

 

 

 

全員分細かく書く腱鞘炎になりそうなのですみませんがこの辺で。

もうすでに手が痛い(貧弱)

 

 

 

2週間の舞台を楽しもうと思って本当に楽しみ尽くしました。

これ何度も言うんだけど、将熙くん初主演が伊万里さんとのW主演でこの座組のこの作品で本当によかったと私は思ってます。楽しい愛のあるお話で。誰かが主になって動いてるというよりは、全員で極限まで練りこんで作ってるっていうのが伝わってくる作品に、お客さんを楽しませたいっていう共有する愛を感じられて、正直すごく安心したの覚えてます。ここをへてまた次の作品で主演をやってくれたりするのがなんだか嬉しい。

あと、キャラクターに関してや将熙くんに関してのことは人と話もできたから満足してるけど、このブログ残したかったのはほとんど理由は語り尽くせなかった舞台セットと照明のこと話したかったからでした。

多分言ってることよくわかんないし長いすぎるけど、とにかく楽しかったと、好きだったところ伝われば幸いです。

 

 

最後に、千秋楽どうしてもこの題材が好きだから楽しかったと伝えたくて、伝えないと後悔する気がしたので主宰の米山さんに一言だけと思い声をかけたら「あなたのために書きました」っていう言葉をいただきました。

ものすごく言い慣れてたので決まり文句なんだなーって思いはしたけど(笑)

大勢というよりは誰か、自分の好きをわかってくれる人に向けて作られた話ってやっぱ刺さるものなんですよね。これは主演を含めて、私に刺さりました。大好きでした。

言葉通り、私のための作品でした。

 

公演中に書いた本当は1枚で終わろうと思ったけど思うことが多くて4枚になった絵日記も置いときます。いろいろ違うけど思い出して思い出して描いてたから仕方ない!

楽しい舞台を本当にありがとうございましたー!DVD楽しみにしてます!

f:id:zyozyo:20190707160338p:plain

 

f:id:zyozyo:20190707160406j:plain

 

f:id:zyozyo:20190707160425j:plain

 

f:id:zyozyo:20190707160452j:plain

紫猫のギリ 観劇

※感想とか物語の思考とか……こうだったのかな?っていう考えと妄想がごっちゃなので注意してください
ツイッターに投げてたのもある。だいたいどこから目線なのかわからない仕様
キャストと役名の話はごっちゃに出てきます




舞台「紫猫のギリ」 
シアターグリーン BOX in BOX THEARER

 

言われ尽くされてることですが、箱小さい!っていうのがまず最初の感想。でも大阪もあった!

去年こちうささんの「僕はこたつで丸くなる。」を観劇して以来のシアターグリーンでした。だから会場の狭さはどれくらいか知ってたんだけど、チケット取れるかは本当に心配だった分、取れたからには本気で楽しむぞ!としばらくこの日のために生きてたくらいにはすごく楽しみにしてた作品でした。

本当に。夏のチラシが懐かしいね。

 

将熙くんと壮馬くんの名前があって、お江戸のダークファンタジーで化け猫の話。

普通に物語として面白そうで、相当楽しみにしてました。

実際ストレートに感想を述べるならば、楽しかったです

そう思う要素がたくさんありました。

そんな好きだった部分とか思ったこと感想ぼちぼち。

 

 

【本編のおぼえがき感想】 観劇日:27日 2日 3日(全部マチネ)

 

ありがたいことに3公演分チケットが取れてのそれぞれの日にちで思ったことごちゃまぜです。

27日初見でみた感想は、思ったよりものすごくファンタジーだった!っていうところ。だからちょっと想像してたのと違って戸惑ったというのも素直な感想。なぞの先入観。

初日にはビジュアルの写真は見てたんですが、そこでもまあまあキャラクターがアニメっぽいなって思ってたんだけど、実際みても舞台を見ているというよりはアニメを見ている感覚に近かったです。キャラクターもストーリーも。よく言えばものすごく馴染みやすい。ただ、設定的には舞台映えが難しそうな題材を鍵にしたなーっていう印象。

 

とりあえず、この舞台で一番好きだったところ。

 

幕の映像の演出

 

三つの幕が降りてそれぞれに映像が移されたり、転換に使われたり、OPには名前が出てきてそこで拍手したりと使い方がすごく面白かった。あの布も和風の雰囲気にとても合ってたし、何よりもやっぱり場面転換と舞台の区切りとして使われてるのがすごくわかりやすかったし、狭い舞台の中でどう見せるかがうまいなーって思った。

そこに出すことのできない人物は映像だったりも好き。移動してきた先や転換されたところがどこかって出し方が吹き出しっぽくて漫画のようだと思ってた。

わかりやすくて馴染み深い。まるで漫画の世界を立体でみてるようなワクワク感がありました。

 

照明も良かった!

ただこれは初日だけなんだけど、なんかどうもSEは安っぽく聞こえて、でもそう思ったの初日だけだったから慣れてなかっただけかも?たまにそう思う舞台あるから、ずれてるとかじゃなくてただの好みの話です。

あとついでに衣装の話をすると、恩謝様とか八咫羽とかみてるとすごくオカダヤ!って思ってた。笑

特に恩謝様の胸元のリボン系は近くで見たらラメがキラキラしてて世界観!ってなってました。笑 カラスや蛇のモチーフだと光沢とかキラキラした質感のものになるだろうから、そうだよねとは思うんですけどちょっと面白かったです。もう少し和風で統一してもよかったかなーとは思う。

あと壮馬くん持ってた刀の手作り感も気になってしまった。刀の部分がね。光が反射するもので…

こっちのビジュアルのグッズも欲しかったです。

 

OPEDの音楽は、将熙くんや壮馬くんが歌ってるってまったく気づかなかった!

目の前で起きてる演技みるのに精一杯で音楽まったく聞けてませんでした。

特に初見のOPは目まぐるしく出てくる役者さんとか殺陣とか見てるのが楽しくてカッコよくて!将熙くん!扇子!ダンスみたい!!って、役としての長髪を綺麗に回せてるのがとても綺麗で見入りました。

あんまりこの辺感想書くと気持ち悪いんで省略しますが、1番は殺陣ですね。

殺陣、これは27日見てから1週間後の違いも驚きました。素人なんで上手い下手とかはわからないですが、なんかよくなってる!!っていうのはすごくわかりました。

見てる座席の違いもあったんでしょうけど、1日目は狭い舞台で少し動きが制限されてるの勿体無いなー、舞台の半分が殺陣なだけに、見せ場でもう少しハラハラできたらよかったかなって思ってたんですけど、最終日とか全然違った気がする。大きく動くとところとか早さとか、もしかしたらやっぱ見え方の違いだったのかもしれないんですけど、全員役がさらに馴染んでた感じがしたので余計によくなってたように思ったのかも。

これがもっと大きなステージだったらもっと動き回った殺陣を見れたのかなーとか思っちゃう欲がでちゃうくらいには良かったです。特にアンサンブルのみなさんとか。つい主人公たち見ちゃってたけど、ちゃんと見てると切られるシーンが結構細かくてすごかった。そこだけちゃんともう一回見たいと思いました。

 

物語全般について。

 

ものすごくわかりやすい。最初から言ってるようにアニメや漫画のようでした。

復習という題材に元の飼い主の愛とか、今一緒にいる相棒のような存在と、自分を化け猫にしたどこのだれかもわからない仇の存在。どこかに伏線があるとか、考えなきゃならないとかそういうのがないどストレートなファンタジーは、なんだか続きものの児童書を読んでるようでした。

だからこそ思ったのが、「設定的には舞台映えが難しそうな題材を鍵にしたなーっていう印象」部分の話なんですけども……。

舞台として面白くなかったとかそういう話じゃないんですけど、映像のようにアップにできない顔のパーツ、しかも目って客席からみたらめちゃくちゃ小さいパーツが肝になるストーリーって舞台でやるには難しそうだなって思ったり。

ほとんど見えないから……紫の目って言われてるから別にストーリーとして問題ないし面白いんですけども、漫画だったら表紙や巻頭カラーにバーンて目を大きく書いたり、アニメだったらそもそもカラーで顔のアップとかできるからいいと思うんですけど、舞台は全てが固定されてて。逆に小説だと描写のみで想像もできてきっと楽しいんですよ。

ただ今回は舞台だったので、言葉として与えられたもの、演出されたライトの光とかで、ああなるほど、あの人目が紫なんだ、って思えるからいいけど、みたいじゃないですか。紫の目。球ノ新もギリも紫の目なんだって。目で発動する能力的なものって厨二病大好きじゃないですか。そこがちょっともどかしくて…!

映像もアップにできるからいいよね。あと視力がすごくいい人は目みれたかもしれない。座席前方とかもね。でも、多分自分が望んでるのってそういう見え方でもなかったかも……。

そういう演出の迫力っていうものを活かすなら、この題材を使うなら他の表現方法のほうが生きたかなーって思ったのが素直な感想でした。紫の目の設定、難しいね。

 

ただ、逆に言えば、よくこの題材でここまで舞台を面白くつくれたなーとも思ったり。

ようは、そうは思ったけど普通に楽しかったから問題ない、に尽きるけども。

演出、演者の演技、照明、音楽、総合的に見たらその部分全部カバーされてたように思えて、そういう意味ではよくできてて、すごいなってなりました。

単純に舞台を作るって大変なんだなって思った話でした。

 

あとは気になったのはラストの終わり方。

恩謝に逃げられた!っていうのは続き物にもできる余韻好きでした。よくある漫画作品の、俺たちの戦いはまだまだ続くぜ!みたいな。この言い方じゃ断ち切りみたいだけど笑

続けようのある余白が見終わったあと想像できるかが楽しくて。終わり方の演出もめちゃくちゃ良かった。エンディングもキャラの登場とその後のストーリーを混ぜてるのがとても良かったです。

特に乙と、ラストのギリ。恩謝を探しに旅に出るっていうとこの乙……珠ノ新に付いて行かなくて良かったのかよっていうの、ギリは別にいいってなってるの、乙が本当に嬉しそうでかわいかったし、ギリを呼ぶ乙の声に立ち上がってはけていくところ、すごくこれはギリの物語だったって思ってよかった。本当にラストの演出がすごくカッコよかったです。音楽の入り方もとても良かった。

 

やっぱり全体振り返っても、シリーズ物の漫画とか児童書の一巻って感じ。学級文庫

これで多分二巻は二巻で恩謝が作った新しい敵がでてきたり、茉莉花の故郷に渡った珠ノ新側にもいろいろあったり、少しずつ乙の過去に何があったかとか語られたり、それがじつは恩謝も絡んでたり、三巻とか四巻くらいで乙とギリの出会いの話の全容がわかったり、仲間がどっかで増えたり減ったり、恩謝倒す旅に出直して最終的に倒して完結、みたいなのがありそう(だいたい妄想です)

いろんな作られた設定の本筋が今回で、削られたり入れられなかった部分とかも、パンフレットの対談にはサイドストーリー的なものをって書かれてたけど個人的には本編の続きとして織り込んだものがみたいなって思いました。

 

後半本当にただの妄想になった。

以下、それぞれ個人のこととかです。

 

 

ギリと壮馬くんについて。

 

ギリへの率直は感想は感情表現!!っていうところなんですけど、でもぶっきらぼうで読めなくて闇深いところのなんとも言えない微妙なラインの雰囲気がすごく壮馬くんに合ってた気がしました。というかほかにはギリは考えられないだろうな。ギリは難しそうだなとも思った。

殺陣の迫力とか初めてやって100以上は本当にすごい。もっといろんな役での殺陣も見たくなりました。

ギリ自体は主人公だけどストーリーを進めさせるのは乙だから、やっぱり暴れてるところの記憶が大きい。

あと一番は、やっぱりラストの部分がすごくかっこいい。座ってるところに、「ギリ 石原壮馬」ってでるところ。とてもかっこよかったです。そのあと刀担いで後ろに下がっていくところも。

音を立てないようにしてるところとか、球ノ新の言葉に戸惑ってるところとかも好きでした。

 

 

乙と将熙くんについて。

 

乙くんに関してというか将熙くん絡めての話がほとんどなので、だいたい気持ち悪い感想で申し訳ないこと先に懺悔。

 

・つぶやき1(見たあとすぐに打った自分の勢いがすごかったので加筆修正してコピペ)

 

友達に私は多分好きな役って言われてて、ビジュアルも好きだしどんな役だろうとは思ってたけど、見終わってまず思ったのがなるほど!そういことか!っていう感想笑

やって欲しいな、見てみたいなって思ってた役所というか、立ち位置のキャラクターだったのが最初の情報で「壮馬くんのギリ支えるような相棒的な役だったらいいなー」とか言ってたけどまさにそれじゃん!!!!???
友達その呟きみてたのかな笑
だったらいいなーという期待半分の予想が当たって嬉しかったのと、オープニングのところの扇子持って舞ってる姿が凄く凄く美しくて

いつも思うけどかっこいいとかイケメンていう言葉って割と若い男の子達だと使えるけど、将熙くんは立ち振る舞いが美しいって褒め言葉がでてくるの凄いなってて思った。今回特に、見た目だけじゃなくてやっぱり動きが美しくて。
おわまりで麻衣っていう役をやって、序盤から表現の幅が凄い広がってるのが私は感じられて凄く好きだった!
動きが細かいのとほんとに感情の出し方の幅が感じ取れて、声の抑揚なのかな…この人こういう人なのかなっていう役所がしっかりと最初から感じ取ることができた。あとやっぱり動きが丁寧で女性的っていう意味じゃなくて美しいんだよ
みてるのが凄く楽しい

 

話戻るけど、壮馬くんのギリとの相棒もの
閉店拒否の岡ちゃんもそうっちゃそうなんだけど、アクションものとかなんでもいいけど、目的が同じでコンビで動く系の、主人公の隣にいるめちゃくちゃ美味しいポジションの役を見たくて!!
ギリ今回ラストの終わり方をみてもまさにそれで。特に岡ちゃんとの違いは、乙は相棒的な立ち位置になってるけど、盲目に慕ってるわけじゃなく、自分に利益があるとわかってて一緒にいるっていう目的に頭の良さを感じたところ。頭の良さ重要。生きるためのかしこさの裏表の表現。そういうのが見たかった!
乙の過去とギリとの関係性っていろいろあるんだろうけど二人のあの感じとか、ある意味戦い方の違いというかそういうところなんですよ。
今回ギリは乙の情報を勝手に喋ってるのをもらう側だったかもしれないけど、今後かたぎを追っかけていくなら頼ること、逆に守ることもあるんじゃないかとかちょっと考えてたら楽しくなった
乙は乙の戦い方で守るんだろうしオープニングの扇とか刀使った殺陣とかも普通にもっとみたいって思いました!!
ほんともっと将熙くんの殺陣とか、ダンスとか踊ってるみたいな美しさもっとみたい

 

あとやっぱり長髪が似合う。特に後ろ姿が特に好きでした。ちゃんと男の人なのに、綺麗で和服が似合ってすごく素敵。普段じゃ見れない姿みられるのって舞台楽しい!
一つ見たい役所を叶えてもらえて、とても嬉しいです
次も見たい!って思わせてくれるのが幸せでした!

 

・つぶやき2(少し珠ノ新の西村くん)(3日観劇後の勢いのまま打ったやつコピペ)

 
そういや乙くんがギリの鼻がいい話、犬だけかと思ったぜーって犬の真似が昨日はわんわん!で今日は違ってた!さすが犬役も通ってるだけある(朗読劇の話)

ここから乙くんというか将熙くんの演技に関する話し相手がいないので独り言

これみんな言えることではあると思うけど、先週見た時とは乙の馴染み具合が上がってて凄く面白い!!
演技素人だし舞台が毎回どういう話し合いで細かい部分修正されてってるのかとかわからないけど、見た感じでそのまま言葉にするなら自然になってて馴染んでる感じ
最初が悪いわけでもないし、もとより乙は雰囲気とかキャラクターとしての出し方があってそうな役だしストーリーだなって思ったけど、乙というキャラクターをちゃんとものにして良さをだしてるなーって思えて楽しかった

特に感情の表現が先週から昨日、今日で制限がなくなってた感じがして、ぶつかるとこはぶつかって、焦って喜んで、そういう喜怒哀楽が溢れてるように動いたり跳ねたり、雰囲気を出すのが本当に上手いなって思って!細かいところの表情とかすごくいいなって!好きで!
ギリがやたはねとぐりずと戦ってるところ、目がキラキラしてる少年らしい笑顔を感じられたけど、ギリが珠ノ新に対して俺は化け猫だ!って話してる時も笑顔を見せてるのにこの時はまた違った笑顔の使い分けで。目が笑ってない?ドロドロとした感情が見てた気がする。そのあと泣くしね。違いがすごいなーって。
あと珠ノ新を襲ったギリを止めに入るシーン駆け寄るところ。あの場みんなヤバイ!ってなってるギリの暴れ具合と乙の焦り方がとても良かった。はいりこんじゃってこちらが焦ってしまう感じ。これはギリが朝倉に捕まったところも今日思った。乙も珠ノ新もそれぞれの焦り方がいい。

制限のない表現で言えば珠ノ新もほんとそうで、今日がすごく良く感じて、悲しい感じとか入り込んでる雰囲気がすごく良かった。それがギリに襲われたシーンと、ラスト紫の瞳の力が発動するところ。
この二人が思うギリへの感情ってそれぞれ違う出会いでありものであるんだけど、ギリが好きで大切っていう感情の表現がそれぞれなのが見て取れてすごく楽しかった
パンフレットにも珠ノ新は将熙くんと西村くんで迷った的なやつまた出すけど、この二人だと言われれば、完成品を見てからいう意見でもないけどわかるって思う。今日が1番二人とも馴染んでて、良かったなーって、思えた。
 
 
以上、上二つが勢いで打った文章なんですけど、自分とても楽しそうですね。いつにも増して気持ち悪くて笑いました。多分もうここの文章まで読んでる人いないでしょ?
乙くんに関しては、書いてある通りの感想なんですが、キャラクターとして掘り下げるのがすごく楽しそうだなって思いました。
ギリへの感情、出会いからいろいろな物を抱えてそうなんですけど、だいたい語り始めるとまた妄想でした。創作物が大好きです。
あととりあえずほんと、彼なりの幸せを自分で選択して力強く生きて行って欲しい。
魅力的な役すごくよかった。
 
個人的にはほんと、コンビの相方であり、今回の話のストーリーテラー的な役割がある役をやってくれたのも、ただひたすらおいしいなー!って思っています。めちゃくちゃいい役だと思うんですよ乙くん。
ただ、殺陣もっと見たかったなー!ギリとはある意味戦い方が彼はまた違うので、乙は乙としてこれはこれでなので、また別の舞台で殺陣見たいです!!
乙の立ち位置をおいしいともいえけど、ダークヒーローの、ヒーロー役もみたいな!
 
 
球ノ新御一行について。
 
球ノ新今回の話でかなり好きなキャラクターでした。母親も亡くし居場所を追われてる凄く辛い立場なのに、人に優しく振る舞ってたり、でもやっぱり生きていていいのか?みたいな辛い部分もあって。それでも仲間に慕われてるのは人がいいからなんだろうなとか。
あと優馬。わかりやすい趣味。
朝倉と優馬に関しては殺陣がすごかった!優馬というかあかりになってからですね。動き早いしめちゃくちゃ見入る!
優馬の時はひたすら可愛かったです。敵を倒した時のお顔がかわいかった。
竹之内さんの優馬のときとあかりの時の、物語上一人二役ではないある意味違う2役の違いや出し方がすごく好きでした。雰囲気が違っていて、あかりになってからがすごく切なかった。特に球ノ新を切ってしまったあとのあかり。球ノ新サイドに目が行きがちだったんだけど、あかりのほうをみたら刀を見つめながら首を傾げてて。すごく戸惑ってるのが悲しくて。
ラスト球ノ新が安らかにってあかりを倒したけど、あれは球ノ新の能力もあってなのかな?その辺がちょっと読み取れきれませんでした。
優馬と妙案の掛け合いはとにかく楽しかった!あとクールなキャラの朝倉が茉莉花さまのことお慕いしてたってところのやりとりは本当に笑いました。
一番笑って抜け出せなくなったのは妙案が大量の荷物持ってでてきたところ。笑 あそこは本当にずっと笑いこえてたけど見るたび笑っちゃって辛かった。笑
森さんの刀での殺陣も敵と一対一の状況とかでももっと見たくなりました。
 
 
恩謝さま御一行について。
 
 全然関係ないんですけど、恩謝さま近くで見たらすごくお肌が綺麗だった。
恩謝に関しては1回目見た時茉莉花殺した人だっていう会話をさらっと聞き過ぎてて2回目みてあっこの時に殺したって自分でそうそうに自白してたって驚きました。ちゃんと話きこうね(八咫羽と愚利図の真似)
気になったところはオカダヤ一択なんだけど、恩謝様自体は傀儡操ってない限りそんなに強くない?誰かと対峙したところで速攻倒れてた気がする。一応あの場のとどめを刺したのはギリとかでもないし、そういう操る奴がボスなのも物語のセオリーかな。最後人型脱してヤマタノオロチみたいな形態になりそう。
八咫羽と愚利図はもっとストイックに敵役かと思ってたからボケ出して驚きました。
すごく可愛くて憎めなかったけどキャラが濃すぎて結構持ってかれた感がある
こっちもこっちサイドがメインの話ですと言われても違和感ないように思いました。ありそう。しかしほんとにぐりずとやたちゃんは仲良しかわいい。お互いにお互いのこと大切なんだなーっていう、愚利図が八咫羽気に入ってるだけじゃない感じが良かったです。
そういえば八咫羽が恩謝さまにもう必要ないんですか?みたいなこと言ってるシーンのセリフ後半削れてた?記憶が曖昧です
あと傀儡について、人の体に入ってからが長いと人型としての生活がなじむのか、それとも烏だから頭が良さそうなのか、どっちなんだろう
ギリに関しても人と一緒に暮らしてたから馴染んでたのかな。あかりもあのまま生きてたら人型らしくなったのかと気になりました
 
 
 
 
数日に分けて買いたのでだんだん記憶が曖昧になってるんですが、こんなもんかな
初日から聞いた話でもシーン増えたり減ったり見せ方変えてたりといろいろあったみたいで、大阪公演でどうなってるのか気になりました

役者さんたちの殺陣も気になる。

とりあえず、ギリ東京お疲れ様でした。

楽しい舞台をありがとうございました!

終わり to はじまり 観劇

※感想というか憶測というか思考というか……こうだったのかな?っていう考えと妄想がごっちゃなので注意してください
ツイッターに投げていたやつのまとめなのでいろいろ話しが飛びます
キャストと役名の話はごっちゃに出てきます




劇団プレステージ第13回本公演「終わり to はじまり」 
@CBGKシブゲキ!

 

私が生でみるのは3回目の本公演でした。勝手に夏のイメージだったので冬にやるとは思わなかった。

言いたいことがありすぎるという点で公演中みてからずっとおわまりのこと考えてました。

賛否両論分かれる作品だなとは思いますが、個人的にはとても好きなやつ。

ただ、冒頭もうちょっと削ってもいいんじゃないかと思う場面があったりとかはしてた(公演中後半から削られてたようなので進化していくなーという印象)

でも夏とは違った劇団らしさがあって好きでした。

あとチラシも今までとは違った感じのようで、それも好き。

 

【本編のおぼえがき感想】 観劇日:15日 16日 22日

 

ここからツイッターでリアルタイムで流してたやつのコピペなので、その時の感情で打ってます。

 

総合的に思ったこと

おわまり感想今回の話完全に物語として俯瞰で見る人と、誰かの人生に自分の人生を重ねる人と、全体的にこういう社会だよなーって想う人とで見かたが全然違ううんだろうなって思ってて、どこに重点を置くかで刺さるセリフも気になる点も違うんだろうなってなって面白い。

今井さんが電車の中でこの話を思いついた?みたいな事を言ってたのわかる気がして、全体的に今の社会をそれぞれで表現してそれを一つに入れて有象無象の全体的な話が出来上がって、いっぺんにそれが並行して動いてる感じもまさに電車だなと。
一番に何が言いたいとかじゃなくて。全部なにかが残ればいいみたいな。
何が言いたいのかわからないっていう人は物語としてこの話をみたんだなとか、誰か共感する人生を歩んでる人がいなかったんだなって、それはそれで幸せでいいことで、面白くて
逆にこのキャラのこのセリフは刺さった!この動きがわかる!って人は何かその言葉に思い当たることがあって、この話での感情はそこが一番残るだろうなとか
全部をみてそれぞれの言いたいことがわかる、こういう人いるし世の中にはこういう出来事あるんだろうなって全体的に思うことがある人とかは、私は多分それぞれのセリフを強く記憶せずに全体像として現代社会を模した群像劇だったなーと思ったから、なんかそういう感じの感想になるんじゃないかなーとか
 
あと演出が好きなところが多かった。場面転換、隕石が落ちたところのスローモーション。電車が揺れてる感じ。最後の方あのハシゴ実際に登れるんだっていう感想と、あそこラストでお父さんが登ってくところのライトのあたり方とか手をかけていく描写がゆっくりなところ好きだった
 


麻衣と将熙くんの話と、下田と麻衣の話

囲み取材の動画見て、今井さんが将熙くんの役にドラマを背負わせた方が光ると思ったっていうのに正直すごく嬉しくて、ほんとに劇プレじゃなかったらあの役はまず見ることの無い役なのすごいなぁって思った
純粋に性別や妊婦っていう役としてもなんだけど、背負わせたもののいろいろ複雑な感情の表現は本人じゃなきゃ計り知れないけど、これはほんとにふわふわするのも分かる気がするし、あの麻衣ちゃんの「どうしてかわかんない」みたいな言葉って、こころからの言葉なんじゃないかって
わからないまま芝居をしてるわけじゃないんだろうけど、ちゃんと噛み砕いても「わからない」っていうセリフの重さと複雑さの苦しさが見えるの凄いなぁって思う

 

・つぶやきその1

いろんな感想を見てると面白くて、「お前ばかり守られて」って言葉、下田先生からしてみたら全てを奪われた上に未成年だから守られてる彼女に裏切られた悲しみのほうが強くなってしまってああいう感じになったけど、麻衣も多分「私ばかり悪く言わないで」みたいなセリフを言ってる限り、最善を尽くして抵抗はしたんだろうけど、女子高生にそんな突然大人のような決断、ましてや妊娠までしてしまった恐怖の中で、社会的には生徒に手を出した犯罪者扱いの人とまた連絡とってなんて出来るわけないよぁって思う
周りの言葉と世間体は下田のみじゃなくて勿論麻衣にも降りかかるもので、その中で唯一親が優しい言葉でうまく麻衣を誘導したのかなと想像した
叱っただろうけど、やっぱりこういう場合悪いのは全面的に先生になるだろうし、だからこそお前は悪くない養子縁組するから忘れて自分の人生を生きろって丸く収めようとしたのかな
そしたらもう麻衣は従うしかなくて、携帯も変えられて連絡も取れないし、そんな中あんな状態で現れて突然罵声に近い言葉を浴びせられて「お前ばかり守られて」なんて言葉を好きな人から言われたら、「私ばかり悪く言わないで」みたいなセリフにもなるよなぁと
その背景を知らない恩師を思う昔の生徒に「なんで言わなかった」って言葉を浴びせられるのも、やっぱり麻衣も守られてなかった一つ視点なのかな

ラストの「またここからはじめればいい」って、麻衣と赤ちゃんは唯一助かってて欲しい派なんだけど、ラストの折り重なる人の下でもがきながら「こんにちは」っていうところが頭から離れない
優しい声色が本当に合っててよかった
優しい音楽で終わってよかった

物語の話じゃないけど、ほんとに今井さんの言う通り将熙くんにドラマ背負わせた方がって言う言葉を思い出すと、ラストのセリフを言うようなキャラをやってるの凄いなぁって言いたくなる
今までのキャラクターじゃないもの、新しい表情みれて、俳優さん好きになるってすごく楽しいなって感動しました
辛い役だったけど、生きてる姿を見せてもらってほんとに見れて良かった
いろんなカードを、欲張りに増やしていってくださいという気持ちでいっぱい。

 

・つぶやきその2

「私ばかり悪く言わないで」のあと、下田が包丁持って別車両に移るとかに「まって、わたし…!」っていってたのもなぁ
麻衣は悩んでたけどあんな風になるとは思ってもないだらうし、ここで一度後悔してるのが本当に悲しいなと
あのまま走って追いかけられてたらちゃんと説明できただろうなとか
結局最初から会えた時点でもう少し冷静に話ができてたら変わってたこともあったかも知れなくて、これはボーリング場の小原の「自己責任」て言葉がどっちにもかかってるなって思った
でも麻衣の方はやっぱりそれは無理だろうし流石に酷だなぁ

まって、わたし…

あんなこと言わなきゃ良かったとか、言いかけた言葉を伝えられてたらっていう後悔
女子高生には普通に辛い

 

・つぶやきその3

麻衣はお腹隠して学校通ってたのかってところ

気になってはいたからセリフとしてどっかに挟んでもよかったんじゃないかとも思うけど、昨日の想像の中の一つとして、学校側も教師が生徒と付き合ってて子供までできたなんて隠したい事実だろうし、だったら教師に全部の責任を押し付けて辞めさせて、生徒は守るって姿勢をとりそうだなとか
だから学校も妊娠したまま通ってたんじゃないかなとか
ただ麻衣の暗い感じとか見てると多分学校生活はその後うまくいってないだろうし、信じた先生は犯罪者扱いされてるし、忘れて過ごせとほぼ洗脳状態で過ごしていて、やっぱり世間体っていう檻の中で個人の思想としては守られてなかったんじゃないかなとか

何言ってもバックボーンは想像だけど、それも含めて個人的には楽しいです

 

 

下田と玲欧奈さんの話

どう考えてもやっぱり狂った人だなっていう感想
永橋たちの年齢から下田先生が最短で教師になれて24?てことは麻衣と付き合っていた現在が最低でも37で37の大人が未成年に手を出して「愛し合ってた」っていうのかぁ…と
年齢差は人それぞれだから別にいいんだけど13年以上も教師を続けてて、自分の生徒である16〜18の少女と付き合うだけならまだしも妊娠させるっていうのは、常識的にどうなんだ、と……この辺は普通の感想だと思うけど、まだ若い教師のが納得できるような気もして、いやそれもダメだけど
どっちにしろ何があったかはわからないけど、子供が対象になってしまうっていうのはやっぱりちょっとおかしい人だと思った
法律的にダメなことを堪えられなかったっていうのは人を好きになる以前の問題だし

たしかに永橋たちの反応からも教師という職業が好きだったのは口だけの話ではなくて、そのプライドを持ってやってたからこそクビになったショックや自分の年齢、その他体裁とかわからないけどなんだかしらで仕事が決まらない焦りもあって精神的に狂ってしまって包丁を持って歩くような人になったのかもしれないけど、
下田は潜在的な人格としてそもそもがちょっとおかしな人だったんじゃないかなって思う
高校生相手に「愛しあってた、お前だけ守られて」みたいな教師やってた人とは思えないようなセリフを吐いたんじゃないかなって。頭に血が上ってたからそこかもしれないけど、生徒として恋人として愛してた人にそんなこと言えるのは潜在的にやばいんじゃないかなぁとか

でも落ち着いて話し合いとかできる状況だったらやっぱりもう少し変わってたのかもしれないと思いつつ、どっちにしろ逆上していずれかは麻衣を殺そう、もしくは自分が死のうとはしてたんじゃないかなって思った


物語として私は下田みたいなキャラクターは嫌いじゃないんだけど、この役が玲欧奈さんだったからこそな部分もあるかも
ちょうどよく気持ち悪く狂ってて(褒め言葉)迫力や焦燥感とか喪失感とかなんかそういうものが溢れてて、やっぱりなんか色々考えると嫌いにもなれない
やってることは最低だけど愛してたという部分には気持ち悪さは感じなかった。狂ってたけど純粋な感じとこ玲欧奈さんだからこそかなーとかいう印象と感想でした
 
 
大山についての話

今日見てて大山優しい人だなぁってなった!
永橋が寝たあと美羽ちゃんにお水飲むか進めてたり、結局隣の真壁が飲んでたけど、美羽ちゃんが好きだから進めたわけじゃないのがよくて…
昨日は美羽ちゃんが飲んでたって聞いて違いが面白かった。
あとヘルメットも昨日いつの間にかにちづがかぶってると思ってたから、今日ちゃんとみてて自分はタオル巻いてそのあとに美羽ちゃんに渡しにいって、断られて?ちづにかぶらしてたのとても好き

大山はなんで美羽ちゃんのファンになったんだろう?
結婚してください!も今後悔しないようにのセリフかなぁ
美羽ちゃんは永橋に気があるみたいだったけど、大山はどうなんだろう
気になるなー

 

浅井という人物についての話

みんなと話しててなんでー?ってなってた部分とか私なりの解釈(妄想)だけど、

浅井のキャラクターって日本のサラリーマンを模してる感じの役だなーと思ってた
会社が忙しくて家族の時間も持たずに電車ではイライラして別の客を叱ったりするおじさんいるよなーって
それってその人自体の性格もあるかもしれないけど、やっぱり環境がそうさせてる部分もあって
浅井自身がこれじゃダメだ!って気づいた矢先、結局なんだかんだ退職届を出せなかった自分の不甲斐なさを抱えながら、せめてものケーキを買い、電車乗って帰ろうとした矢先に、電車内で騒いでるうるさい集団がいたり、その反対側ではジャカジャカ音漏れさせてる側から見れば社会に守られて自分のお金じゃなくて親のお金で生活してる女子高生がいたらあんな感じにもなるかなと


奥さんの件は、あれは浅井自身の決意の話だから多少奥さんがそっけなく聞こえるというか、メタイ話声劇団員の声じゃないからセリフは少なめにしたんじゃないか?とか。これはないか

調子のいいことをよくいうお父さん。仕事ばかりで今まで省みてくれなかったのに今更何?しかも仕事を辞めるなんて言うけど大丈夫なの?働いて欲しい、けど家族のことも大切にして欲しい。子供の話を聞いて欲しいのに仕事ばかりでで気付いた時には金を稼いできてくれるだけの人の扱い。みたいな
だから最後の心の声でこの夫婦間を表したのかなって。後悔しても今更遅いかもしれない温度差が生まれてしまっていると感じた。
あと呆れてる。退職届をだしてたらまだしも、出せてない。それを奥さんが知ってるわけじゃないけど、別のところでこういう性格がでてたんじゃないか?いつも残業とかで約束破るとか。この先ほんとにこの人はやり直す気があるのか?って感じで終わってるあたりも、そういうすれ違い夫婦多いだろうなって思った
それぞれが悪いといえか、今の社会だとそういうの多いんじゃない?みたいな解釈でした

でも最後、やっぱり後悔したくないから死んでもいい会いに行く
そこでちゃんと妻や子が死ぬよりも大事だって表されてて割とこのキャラにも救いがあったとも思いました

 

Wキャストの今井さんの土橋の話

おわまり今井さん回いつも通りのことをしていないと落ち着かないんだよ!っていうシーンの土橋と千葉さんのやりとりがすごくて今日はここで泣くとは思わなかったんだけど、千葉の言葉は本当にその通りだなぁって2回目で改めて思った

私も死ぬかもしれないと思ったら多分何かをしなきゃよりも日常に戻りたいと思いそうだし、普段は他人事のように思って見ていたりしてて、実際に自分がそうなるなんて予想もしないで生きてるって幸せだよなと

ほんとにあのシーンの今井さんと新平さんがすごくよかった 必死で本気な感じが好きだった
 
 
喜久田と由次郎さんの役の話
喜久田も日本てこうだなーって思った人
車掌さんとりあえず可愛かった!
モニタリングと、「飛行船探しましょう!運転できるかな」がすごくよかった。あの展開であそこにああいうことを言う人がいてよかったなーって思ったところ

この役自体は、日本の災害時って本当にこんな感じでかわいそうだなって思った
自分のせいじゃないのにイライラした乗客にはせめられ、なんとかしろと言われ、犯罪が起きたらお前が押さえつけなかったからだ!なんて言われるの、度合いはどうあれ前半はとくに日常茶飯時で日本のあちこちで起こってるよなぁって
喜久田はとくに仕事を放棄せず、お客を逃し、ちょっと天然な部分もある感じの仕事に真面目な青年
あんたのせいだ!と責められた末に、自分の仕事を全うしようって飛び出していったのは、自分のせいじゃないと思いたかったのもあるんだろうな
自分が間接的に死なせてしまったと思いたくなかったから、ほらー生きてるじゃん!て確かめたかった
ただそれだけ。真面目に仕事をこなしてただけ
だから切ない。でも実際今の日本であんなことあったらこういう行動に走らざるを得ないと思う
何もしなかったら何やってんだと言われ、何かしたらそれもそれでおまえのせいだ!と言われてしまう

あと携帯のくだりも、実際車掌さんて持ち込み禁止なのかな?
だとしたらこういう時に役に立たなくなるっていう話にもなる
自分が悪いわけじゃないのに、仕事にしたがってたら死んでしまうのも死事かなぁ
 
真壁と城築さんの話
正直いってしまうと真壁の立ち位置は必要だったんだろうかってちょっと思う
確かに物語の始まりの質問をしたのは真壁だし、これが普通の話だったら特に違和感なく友達一人なんだなって感じなんだけど、これだけそれぞれに何かしらの話が盛り込まれてると、ストーリーのきっかけ以外の話がなかったのがもったいなかったかなーっていう印象
ただ、内容的にこれ以上何を盛り込むのもさらにまとめるのが大変そうだとも思ったので、だったらこの役のセリフは全部別のキャラでもなりたったんじゃないかなって思った
下田がいなかったら狂ったこと起こす立ち位置もありえたのかな

個人的にこの役じゃないとしたら、車掌さんもう一人いれて真面目な方と不真面目な方とか割っても面白いのかなー難しいか

どちらにしろ最初の脚本書いてる演出家以外に特になかったのはもったいなかったかなぁ
城築さんの演技自体は本当に毎回見るたびに凄い(語彙力)ってなります
電波以外のもー少し活躍が見たかったかな
そんな感想
 
 
公演中に触れられなかった永橋と長尾さんの話。
どうしても最後まで分からなくて、終わったあとフォロアーさんのつぶやきでようやく永橋のキャラクターが掴めたような気がする人
長尾さんの演技は相変わらずよかったし永橋は長尾さんっぽかった
ただ、どうして永橋が予知夢を見たり、普通になりたいと言いながらフリーターをしてたりするのかが分からなくてうんうん唸ってた。
予知夢って既視感みたいなものかんだろうかとか、だとするとそれは記憶が作り上げてるものなのだろうかとか。
永橋が予知夢をみるのは父親が出てくる夢を悪夢だと決めつけたかったのではないかみたいな話をきいて、なるほどーってなったけど、なった後に舞台をみてないので、DVD待ち……
 
 
気になった人とかところだけのまとめになってしまったけど、それぞれの役にドラマがあってとてもよかった。
次の作品がどういったものになるのか楽しみです。